最近、ネット上でも、地元国東市の人口減問題がちょっとした話題になっています。

 この5年間における人口減少率は10.5%で大分県一となり、一挙に3000数百名の 減となりました。

 このまま、人口減が加速していくと数年で限界値に近づき、50年後ではゼロになってしまうということになりますので、これはゆゆしき事態です。

 そして、この減少で3万人台から2万人台への急落となりました。

 新たな生誕者よりも死亡者の割合が非常に高い、移住者が少なく転出者が多い(とくに若い世代において顕著)、中小企業や農漁業等の不振、衰退、転入がほ とんどない、これらが地域の衰退から危機への進行をさらに速めています。

 一方で、大分市ではやや人口が増え、県内人口に対する割合は40%にまで上昇して きました。

 すなわち、大分県=大分市の様相を帯び始めています。これは、大分県の問題は大分市で左右されるという意識が芽生えてくることになりますので、 これが膨らんでいくとさらにその過疎過密現象が進んでいくことになります。

 一方で、この事態を根本的にブレイクスルーしていく話題が少ないことも重要な問題です。

 関東地区のある企業と組んでインキュベーション施設で新たな起業を孵化させるという派手な喧伝は、もろくも崩れ去り、その否定的出来事を補い、克服していく流れは見えてきません。

  この閉塞的で危機的状況をどう打開するか、これを大いに語り合い、真剣に、そのブレイクスルーの方法を考えていく必要があります。そのために、外から持 ち込んでの特効薬はありません。

 大切なことは、地元の貴重で優れた地域産業資源を見直し、それを最高度に活かす知恵と工夫、そしてそれを実現していくたく ましさを身に付けていくことです。

 こんなことを語り合い、探り合う、そして確信を見出すために、マイクロバブル研究会を地元の方々を中心にして開催しています。

 本日の18時から㈱ナノプ ラネット研究所会議室において、その新春座談会を開催します。

 みなさんで、今年の抱負、そして国東をどう充実発展させていくか、そのことを熱く語り合いま しょう。

 初めての方も気軽にご参加ください。きっとフランクな気持ちになれて、楽しい一時になりますよ。

 写真は、国東安岐産のおいしいデコポンです。一箱1000円で買いました。

 この味、安さ、新鮮さ、どれをとってもすばらしいものです。沖縄、山梨、茨木などの知人に、これらを送付してとても喜ばれました。
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国東安岐産のデコポン