昨日のセミナーでは、講演3つのうちの2つを受け持ちました。

 その主題は、生物活性に関することで、それを説明するために、その基礎となるマイクロバブルの物理化学的特性とマイクロバブル水の化学的特性の両方を、まず解説しました。

 それらの結果を踏まえ、その生物活性を論ずるという講演の流れとなりました。

 前二者については、その理解は簡単ではなく、そして時間をかけての説明でしたが、それを避けての説明では本当の理解に到達できないので、可能な限り丁寧な解説を試みました。

 その際、物理化学的説明を行う際に、できるだけ関連の実際現象と結びつけることにして、そのことから理解の入り口をこじ開けることに努めました。

 この視点は、生物活性においても同じで、実際の現象観察と理論的考察の両面から、むずかしいことをやさしく理解していただけるように配慮させていただきました。

 また、昨日はどういう訳か、滑らかに口が動き、思わず時間を忘れて話していたようで、予定の時間を大幅に超えてしまいました。

 十分に時間をとって、ゆっくりと、そして中身の濃い勉強をするセミナーですので、それを実行することが優先されたというわけです。

 ここに少人数でじっくりと深く、そして面白く勉強することの意味があり、受講生のみなさんの反応もよく、講演の最中に幾度も質問が出てきて、それに回答しながらの講演となりました。

 さて、このセミナーの楽しみといいましょうか、低くない評価をいただく理由の一つに、懇親会において地元産の魚や食物が出されることがあります。

 今回は、以下のメニューでしたが、みんさん格別に喜ばれていました。

 1.天然鯛とブリの刺身

 2.ヒラメとヤリイカの刺身(とくに、ヤリイカの刺身は大好評でした)

 3.ヤリイカのイカ飯

 4.おでん(とくに、サトイモのおでんが高評)

 5.地元で評判の唐揚げ(鳥の唐揚げで、「花ちゃん」という店の唐揚げが評判)

 6. かぼちゃと玉ねぎの煮もの

 7. 吸物


 アルコール類では、地元で有名な麦焼酎(「兼八」)も好評でした。

 これらの食べ物とアルコールのせいで、みなさん気分がよくなられたのでしょう。まじめなエネルギー論を厚く語り合うことになり、大いに盛り上がることになりました。

 よく勉強し、地元の名産を食べながら、熱く、そして深く語り合う、これこそ、本当に大切なことではないかと思いました(つづく)。

nobota20160123
野ボタンの葉