あの「しらたまちゃん」が、正月元旦から里帰りしていて、今年は賑やかな正月になっています。

 というのも、もうすぐ3歳と1歳の妹たちも一緒ですので、俄然、我が家が明るくなっているからです。

 おかげで、その後のしらたまちゃんとその姉妹たちに接し、詳しく観察することができるようになりました。

 そのしらたまちゃんの特徴は、自分で遊べることです。

 親にも、大人にも頼らず、自分で遊びを探し出し、造り出すことができるのです。

 しかも、その遊びの際に発揮されている集中力にはすばらしいものがあります。

 これを「夢中で遊ぶ」というのでしょうね。

 最近のしらたまちゃんの好きな遊びは、すごろく、トランプ、そしてビンゴゲームです。

  前2者においては、私どもも子供の頃に遊んだゲームですので、そのころを一緒に思い出すことになりました。

 このゲームをしているときのしらたまちゃんの特徴は、その遊びのリーダーになっていることです。

 遊ぶことを呼びかけ、組織し、その主人公として実践もし、それを周りの大人たちが喜ぶという微笑ましい光景が出現しています。

 たとえば、トランプの「ババ抜き」ゲームでは、そのジョーカーのカードの行へをめぐっての話題が彷彿していきます。

 しらたまちゃんが、ババを抜いてしまうと、それがすぐに顔に現れます。それを見て周りの大人たちがおかしくなって笑うのです。

 そして今度は、そのババを一刻も早く抜いてもらうことが必要になります。

 妹が、このババぬきに参加している場合は、そのカードを目立つところに1枚だけおけばよく、それを妹が抜いてしまうのです。

 この妹は、ババを抜くことが好きなので、ここでは思惑が一致してしまいます。

 また、抜く相手が大人の場合は、何回か、カードを抜くことを繰り返して、そのカードが抜きとられるとガッツポーズが示され、それを大人たちが喜ぶのです。

 このしらたまちゃんとのババ抜きが、こんなに楽しく笑い転げるものであることを改めて、みな認識することができました。

 昔は、このようにして食後の団らんが楽しく過ごされていました。

 子供がリーダーになってゲームを呼びかけ、みんなで実践して笑い合う、今では、このような一時がずいぶん少なくなってきたのではないでしょうか。

 家庭における子供の役割、そのことを今一度考え直す必要がありますね(つづく)。


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                その後のしらたまちゃん(2015年11月30日)