本日は曇り空、早朝6時30分に、甲府駅を特急あずさに乗って出発、一路新宿、お茶ノ水に向かいました。

 本日の会場は、明治大学であり、お茶ノ水駅からすぐのところにありました。

 あいにく、駅を出た時点でポツリと雨が落ちてきましたので、足早に会場に向かい、なんとか本格的な降り出す前に到着することができました。

 1階正面の大ホールが今回の会場であり、その開会時間の10時には、約300名規模の座席が埋まりかけていました。

 主催者側の開会あいさつでは、その参加登録者が250名を超えていることも披露されていました。

 さて、午前中のプログラムは、以下の基調講演が2つありました。

 私も、その一翼を担わせていただきました。

 常識を覆す「Plus(+)表面電荷型nano-bubbleの生成と極性判定法、新開発素材による特殊なmulti^air type nano-bubble発生と表面極性選択製法の確立
 大平 猛 九州大学先端医療イノベーションセンター

 マイクロバブル技術の物理化学的基本と使命
 大成博文 ㈱ナノプラネット研究所

 前半の大平先生の講演では、従来の常識を覆すプラス電荷のナノバブルの生成法が紹介されました。

 これまでは、マイナス電荷のマイクロバブル、ナノバブルの存在が常識でしたので、非常に衝撃的な成果の発表がなされました。

 これまでマイナス電荷の利用法がさまざまに検討されてきましたので、その逆が可能になったことで、この応用法は格段に広がっていくことになります。

 また、そのバブルがかなり高い電荷を有しながら、長時間にわたっても持続されるという興味深い性質も明らかにされました。

 これらの結果を直に拝聴させていただき、「これによって新たな世界のページが切り拓かれた」のではないかと思いました。

 時の流れのなかで科学技術は常に進化し続けますので、マイクロ・ナノバブルの世界においても、その到来を予感させる成果と判断させていただきました。

 続いて、私の方は、講演の冒頭において、1995年のマイクロバブル発生装置の公開以来の20年間を振り返りながら、そこでのマイクロバブル技術の発展の基盤となってきたエポック的成果を紹介させていただきました。

 それらの詳細については、次回に解説させていただきます(つづく)。