前回の記事「マイクロ・ナノバブル学会に初参加」が多くのみなさんに拝読されたことから、そㇾに続く記事を書き、私の思いをより詳しく示させていただくことにしました。

 マイクロバブルに纏(まつ)わる人生は、真にふしぎなもので、「何が起こるか解らない」、このような思いを抱く時が少なくありません。

 私は、これを「マイクロバブル人生」と呼んでいますが、今回も、それに合致するようなことが起きつつあるのではないかと推察しています。

 さて、前回の記事においては、今回の学会において「基調講演」を行うようになった経緯について若干の説明をさせていただきました。

 明日からは、今年最後の師走の月に入りますので、その準備を徐々に本格化していくことにしています。

 まず、この講演において、私は「教え子」さんから指摘していただいたコメントにもありましたように、マイクロバブル技術に関する20年の回顧させていただき、その現在の「立ち位置の全体像」を明らかにさせていただこうと思っています。

 この20年間において、マイクロバブル技術は、どのように生まれ、具体的に発展してきたのか、そこには、その後の時代を新たに貫いていく原動力がいかに発揮されてきたのか。

 それゆえに、その技術が詳しく解明されても、少しも停滞や衰退を招かなかったのはなぜか。

 これらの問題に、マイクロバブル技術の優れた性質と機能が潜んでいるのではないかと思います。

 当然のことながら、これらの課題を明らかにしていくことは、「マイクロバブル技術の物理化学的基本」を示すことに結びついていくことになります。

 私は、マイクロバブルに関する講演を行う際に、ある現象とある現象が交差する際に、その結束点が重要であることをよく説くことがあります。

 この場合、ある現象とは、水と空気のことをいいます。

 この世の中には、水と空気に関わる様々な現象が存在しています。

 この結びつき、すなわち結束問題を軸として、それこそ多種多様な技術の土台が形成されてきました。

 マイクロバブル技術は、この土台の上で成立つものですから、まず、これらの既存の技術との結びつき、あるいは融合が問題になります。

 その際、マイクロバブル固有の水と空気の結束問題が重要になります。

 簡単にいえば、マイクロバブルは水のような液体の中で発生させますので、気体でありながら液体の性質も有するようになる、あるいはマイクロバブル水側から見ると、液体であるという性質を有しながら気体としての機能も発揮されるという、いわば液体と気体の相間を自由に行き来できる性質を有しているのです。

 その行き来が従来にない新しい固有の物質としての性質を発揮させますので、この結束点における領域が格段に広げられ、しかも新たな独自の世界を切り拓くことを可能にさせたのです。

 従来の広大な土台という裾野形成を可能したのみならず、そこに独自の新たな世界を構築させるという離れ業をやってのけたのですから、ここには普遍的に発展する法則性が、たしかに存在していたいうことができるでしょう。

 そこで、ここで私がいう「マイクロバブル技術とは何か」、これを明らかにしておきましょう。

 それは、次のように定義されます。

 「マイクロバブルの物理・化学・生物的特性を理解し、その優れた機能性を引き出し、最高度に発揮させる技術」

 これを踏まえれば、この技術の適用において、それを成功に導くかどうかは、その科学的性質を「正しく理解」し、その固有の機能性を「いかんなく発揮させうるかどうか」、ここにかかっていることになります。

 この基本を踏まえ、具体的には、どう切り込んでいくのか、この冒頭における印象を、視聴者に、どう色濃く刻み込むか、ここが、第一のポイントになります。

 それについては、次回により詳しく解説を加えることにしましょう
(つづく)。
kikutotannpopo
             倒れたまま菊の花が咲き、タンポポと親しくなりました