昨夜は、久しぶりに、耶馬渓の下郷農協で購入した牛肉が少し残っていましたので、その焼き肉が夕食のメインでした。
これに、出始めた生シイタケ、それから、これも残っていた小ヤリイカも加えられていましたので、結構にぎやかなメニューの夕食となりました。
さて、このメニューに抜群の上質な効果をもたらしたのが、青柚子の擦りおろしでした。
これは、単に、青いままの柚子を擦りおろしただけのものですが、柚子独特の風味があり、肉や魚を引き立てるのです。
まだ、この段階の柚子の皮には、ほとんど苦味がなく、甘い味がしますので、これが食物の味を引き出し、香り付けをするのです。
また、先日は、この青柚子の擦りおろしを、蛸の刺身に加えて食べてみましたが、これにも感激しました。
ここ国東は、真蛸の名産地としても有名であり、市場にも大きな真蛸が生きたまま水揚げされます。
それを安く買って、死んでしまう前に、ある処理をし、それから、塩もみ、茹でるという作業を行います。
茹ですぎると硬くなりますので、これを柔らかい段階で止めて、そのまま刺身にします。
最近は、この作業にも慣れてきましたので、いつも柔らかくて、噛むほどに美味しい真蛸の刺身を楽しむことができるようになりました。
上の写真には、その真蛸の刺身の上にたっぷりと青柚子の擦りおろしが載せられています。
この青柚子が蛸とよく合い、みごとな味のハーモニーを呈していました。
また、その後ろには、やや浸かりすぎですが、加賀太キュウリの糠漬けも添えられています。
これもなかなか美味しく、その擦りおろしともよく合っていました。
この青柚子、冷蔵庫の中に大切にしまって、黄柚子への変化を送らせていますので、まだ、その香りと味に親しむことができるようです。
秋の深まりと共に、青柚子とゆかいに触れ合う、これが秋の我が家の習慣になりはじめています(つづく)。
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