地元のスーパーはいくつかがありますが、その中で特異な存在としての「スーパーエース」があります。

 「このスーパーがなくなると、ちょっと、いや、だいぶ困ってしまう」

 これが家族の、それぞれの思いです。

 
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スーパーエース
 
 その「スーパーエース」の店頭写真を示します。

 ここは、いつ行ってもお客さんが来られています。

 そのお客さんのほとんどは、地元の方々ばかりです。

 なぜ、このスーパーに、地元の方々がたくさん来られるのか。

 その理由は、かなり品質のよいものが相当な安さで売られていることにあります。

 ここに通いながら、じつはおもしろいことに気付きました。

 その第1は、値段が高いものは売れないということです。

 ですから、ここの店頭においては、約2000円以上のものはありません。

 第2は、みなさんが、ここで物を買われる際に、その金額が少額であることです。

 私どもが、時々行って、かなりの量を買うと、親しくなったレジの方が、その量に驚かれてしまいます。

 第3は、それぞれの品物の値段が、相当安いことです。ここの店員と親しくなって、言葉を交わすようになりました。

 「どうして、こんなに安いのですか。不思議です」

 「それは、赤字を覚悟しての値段です。安いですから、お買い得ですよ」

 「やはり、そうですか」

 時々、国東に来られたお客さんを、このスーパに連れていくことがあります。

 大分市に住んでいるある主婦は、その安さに驚かれていました。

 その時以来、この方は、こちらに来られたときには、そのスーパーによく行かれているようです。

 なぜ、このようなスーパーの経済活動が成立っているのか、この意味をより深く考えてみる必要があると思うようになりました。
nasi0927
                 スーパーエースで購入した梨の「新高」