先週末の旅の疲れが、ようやく抜けてきたようです。

 2週連続での下松行き、そして今回は3度目の旅となりました。

 2015年9月19日は、私にとって「忘れることができない日」になりました。

 その前日には、全国的に大きな画期をなすことが起きたようで、その翌日には、それに連動した動きもあったようです。

 大きく歴史が変わっていく分水嶺になったということは、単に社会の上部構造のみに限られることではなく、その下部における生活や経済における変化も連動させることで、それを完遂していく課題も伴う必要があります。

 そのためには、その変化においても、科学や知性の理が貫かれていることが重要です。

 そうでなければ、世の中の人々の心を捉え、動かし、広く拡大していくことはありません。

 さて、その忘れられない出来事は、私の目の前で起こっていました。

 時として、その現象があまりにも鮮やかすぎると、そのことがかえって見えにくい、解りにくいということもあります。

 それは、前もっての予想を、はるかに超えたときに起こるようです。

 この場合、先日の9月5日から9月19日の2週間において、その出来事が起きていました。

 今、それらの期日における写真データを比較すれば、そのことが歴然としているのですが、ヒトの記憶というものはあいまいであり、その2週間前のことを明確に覚えているものではありませんでした。

 そして、その鮮やかすぎる出来事は、その鮮やかさがゆえに、徐々に、そして、その次には急激に、その認識を深めさせるのです。

 その鮮やかな出来事の正体は、植物の成長、そのものでした。

 もちろん、その様子とともに、自分の下で直に、その味を確かめることも行いました。

 私の予想では、後2週間が必要ではないかと思っていたましたが、それは、後5日でよいのではないかと修正を余儀なくされました。

 意外に美味しく、そして旨く、甘かったのです。

 正直、この結果についても驚きを隠すことができませんでした。

ーーー これは、予想以上のことが起こっている!

 この事実を認めるほかはありませんでした。

 その夜は、朝早くの出発、その前夜は、ほとんど寝ていませんでしたので、さすがに、ホテルに着いて、ベッドに横になるとテレビをつけたままで、転寝をしたままでした。

 そのテレビの音で目が覚めたのが、翌日の1時30分。

 ここからは、目が覚めて、しばらく眠ることができませんでした。

 それは、昼間の光景が鮮やかに私の脳裏に刻まれていたことで、心の底から、そこはかとない喜びが自然に湧いてきていたからでした。

ーーー こんな思いは、しばらくぶりだ!この前はいつのことであったろうか?

 そんな回想に耽りながら、

ーーー ようやく、ここまでたどりつくことができた。やはり、足かけ10年余、短くはなかったようだ!

 おかげで、明け方まで眠くなることはありませんでした。

ーーー もしかして、これは、これからを変える「術」につながるかもしれない(つづく)。
hhh0921
                        彼岸花と稲穂の饗宴