図-1 第2回マイクロバブル研究会での講演題目

 第1回マイクロバブル研究会の報告が終了しないうちに、その第2回が開催されました。今回は、新たに3名の方が参加され、さらに盛り上がりました。

 図-1は、その研究会の冒頭に行った講演の題目です。毎回、マイクロバブルの基礎について解説し、その後、地域の具体的な課題を検討することにしています。

 まず、第1回は、この研究会の主旨を確認し、メンバーの確認と情報交流がなされました。

 また、地域が直面している重要な課題として、次の3つを取り上げることが決まりました。

 ➊七島イの産業化、その拠点づくり

 ❷農漁業技術の革新

 ❸各種洗浄や生物活性


 そこで、第2回は、具体的に、この①の課題を集中的に取り上げることになりました。

 具体的には、七島イ栽培を行ったものを実際に畳表として編まれたサンプルの提示があり、その出来具合についての検討がなされました。

 その結果は非常によいもので、七島イを2つに割く方式と割かずに編む方式の2つの見本が示され、その両方の編み方が可能であることが明らかにされました。

 次に、第1回の研究会より、約20日が経過していましたので、この間に成長してきた七島イの新たなサンプルについての検討がなされました。

 このサンプルの長さは225㎝、真に立派で、「これはきれいだ、色もいい」などの声が出てきました。

 一同が目を奪われる、とはこのことをいうのでしょうか。

 私も、ここまでになっているとは思いませんでしたので、思わず、じっと観察させていただきました。

 その後は、このサンプルが目の前にありますので、それこそ、いろんな意見が続出し、さらに、これをどう発展させるか、という重要な議論の交換がなされました。

 これを聞いていて、私は、この七島イプロジェクトが新たな段階に進みつつあることを明確に認識させていただきました。

 これらの検討で、時間はあっと今に過ぎ、予定の20時を大幅に超え、21時になったところで会を一旦閉じることにしました。

 また、このなかで洗浄問題や魚の加工問題についても議論がなされ、参加者の関心を集めることになりました。

 この議論の余韻が残っていたからでしょうか、研究会を閉じた後も、数名が残っての話し合いが続き、結局、すべて終了したのは23時でした。

 研究会が開催されるごとに、研究会員が友人を誘ってくるようになったこと、議論が具体的課題に結びついてきたので、熱心に、そして真剣になされるようになったこと、その余韻が残ること、これらを考慮すると、この研究会は今後重要な発展を遂げていくのではないか、と思えるようになりました。

 次回の第3回は、9月24日(木)18~20時に開催することになりました。その際のテーマは、「各種洗浄と生物活性問題」を取り上げることになりました。

 この様子ですと、次回はもっと盛り上がりそうです
(つづく)。