昨日は、梅雨が明けてから、久しぶりに雲一つない快晴でした。これを皮切りにして本格的な夏がやってくるのでしょうか。
そんな天気に誘われて、こちらも何週間ぶりでしょうか、国東安岐港の魚の競りに行ってきました。
おなじみのみなさんの顔にであうことができました。
しかし、魚の方は意外と少なく、多い時の3分の1程度でした。
--- 今日は何がよいかな?久しぶりのことだから、何か買わないと・・・。
こう思いながら、品定めをしていると、小さな子供たちが、トロ箱のなかの蛸と戯れていました。都会の子は、このように生きている蛸を手で触ることなどできませんが、こちらの子供は平気で触っていて、なんとなく逞しさを感じました。
やはり、子供はこうでなくてはいけません。
しばらく、この光景に見惚れていましたので、「そうだ、今日は、この蛸を買うことにしよう」と決めました。
この辺りは、真蛸の名産地です。
しかも、蛸は夏の魚ですから、さぞかし、味は良くなっているであろうと想像させていただきました。
そこで、この生きた蛸のどれを選ぶか、そのサイズと数で値段が決まりますので、ここからは、その競りの結果を注視しておく必要があります。
その生きた蛸のコーナーでの競りが始まりました。競り値は、1500円ぐらいから始まって、1800円、2000円と上がっていきます。
--- これだと、ちょっと高いな?
そう思いながら、慌てずにその競り値を観察していると、そのひとつが意外にも安く、1000円で落とされていました。
よく見ると、蛸がやや小ぶりだったようで、それでも7匹入っていました。
家内が、これは買い得というので、そのトロ箱の蛸を買うことにしました。
こちらの買値は、1380円でした。1匹あたりは200円弱となりました。
これが、近隣のスーパーでは、2倍になり、大分市まで行けば3倍近くになりますので、ここに地元の競りで買うメリットがあります。
さっそく、この蛸を持ち帰って、マイクロバブル水塩水に入れてやりました。
すでに、身体を動かせないほどに弱っていましたが、このマイクロバブル塩水で元気になり、しばらく呼吸を行っていました。
この途中で蛸を触ると、そこから逃げ出そうとしますので、そこに蓋を置いておきました。
柔らかくて美味しい蛸の刺身を造るには、まず、この死後硬直をどう和らげるかが重要であり、これにマイクロバブル塩水が役立ちます。
また、この塩水浸潤で、蛸の表面の汚れがかなり除去されます。
次は、この蛸に塩をかけてもみほぐします。この時に、塩に混ざって泡がよく出てきます。蛸の表面の汚れに空気が入り込み、泡となるからです。
塩分と汚れで、いわば手もみマイクロバブルが大量に発生し、蛸の表面の洗浄を高めていくのです。
その後、マイクロバブル水で、そのきれいになった蛸を湯がきます。
この時、蛸を湯がき過ぎないことが重要で、その按配を目で確かめながら、丁度よい時期を見計りながら、その蛸を救い上げ、冷水で冷やします。
今回は、この過程が非常に上手くいったようで、その蛸の刺身は抜群に優れたものでした。
「今日のが一番おいしい!」
家内にそういわれ、私も、その味を確かめましたが、その通りでした。
当然のことながら、この蛸は、家族にも大好評で、あっという間に無くなってしまいました。
しかし、まだ、6匹残っていますので、今週は、この蛸を、毎日いただくことになるでしょう。
少しも硬くなく、その柔らかい蛸の刺身を噛めば噛むほど味が出てきて、そこに格別の美味しさがある、これは、都会のレストランや料亭で味わうことができない水準のものです(私の味評価法では4.5、最高の上の極上クラスの数値です)。
この蛸の豊かな味に触れながら、夏の本格的な到来を楽しませていただきます(つづく)。
マイクロバブル水で湯がかれた蛸(全部で1380円)
そんな天気に誘われて、こちらも何週間ぶりでしょうか、国東安岐港の魚の競りに行ってきました。
おなじみのみなさんの顔にであうことができました。
しかし、魚の方は意外と少なく、多い時の3分の1程度でした。
--- 今日は何がよいかな?久しぶりのことだから、何か買わないと・・・。
こう思いながら、品定めをしていると、小さな子供たちが、トロ箱のなかの蛸と戯れていました。都会の子は、このように生きている蛸を手で触ることなどできませんが、こちらの子供は平気で触っていて、なんとなく逞しさを感じました。
やはり、子供はこうでなくてはいけません。
しばらく、この光景に見惚れていましたので、「そうだ、今日は、この蛸を買うことにしよう」と決めました。
この辺りは、真蛸の名産地です。
しかも、蛸は夏の魚ですから、さぞかし、味は良くなっているであろうと想像させていただきました。
そこで、この生きた蛸のどれを選ぶか、そのサイズと数で値段が決まりますので、ここからは、その競りの結果を注視しておく必要があります。
その生きた蛸のコーナーでの競りが始まりました。競り値は、1500円ぐらいから始まって、1800円、2000円と上がっていきます。
--- これだと、ちょっと高いな?
そう思いながら、慌てずにその競り値を観察していると、そのひとつが意外にも安く、1000円で落とされていました。
よく見ると、蛸がやや小ぶりだったようで、それでも7匹入っていました。
家内が、これは買い得というので、そのトロ箱の蛸を買うことにしました。
こちらの買値は、1380円でした。1匹あたりは200円弱となりました。
これが、近隣のスーパーでは、2倍になり、大分市まで行けば3倍近くになりますので、ここに地元の競りで買うメリットがあります。
さっそく、この蛸を持ち帰って、マイクロバブル水塩水に入れてやりました。
すでに、身体を動かせないほどに弱っていましたが、このマイクロバブル塩水で元気になり、しばらく呼吸を行っていました。
この途中で蛸を触ると、そこから逃げ出そうとしますので、そこに蓋を置いておきました。
柔らかくて美味しい蛸の刺身を造るには、まず、この死後硬直をどう和らげるかが重要であり、これにマイクロバブル塩水が役立ちます。
また、この塩水浸潤で、蛸の表面の汚れがかなり除去されます。
次は、この蛸に塩をかけてもみほぐします。この時に、塩に混ざって泡がよく出てきます。蛸の表面の汚れに空気が入り込み、泡となるからです。
塩分と汚れで、いわば手もみマイクロバブルが大量に発生し、蛸の表面の洗浄を高めていくのです。
その後、マイクロバブル水で、そのきれいになった蛸を湯がきます。
この時、蛸を湯がき過ぎないことが重要で、その按配を目で確かめながら、丁度よい時期を見計りながら、その蛸を救い上げ、冷水で冷やします。
今回は、この過程が非常に上手くいったようで、その蛸の刺身は抜群に優れたものでした。
「今日のが一番おいしい!」
家内にそういわれ、私も、その味を確かめましたが、その通りでした。
当然のことながら、この蛸は、家族にも大好評で、あっという間に無くなってしまいました。
しかし、まだ、6匹残っていますので、今週は、この蛸を、毎日いただくことになるでしょう。
少しも硬くなく、その柔らかい蛸の刺身を噛めば噛むほど味が出てきて、そこに格別の美味しさがある、これは、都会のレストランや料亭で味わうことができない水準のものです(私の味評価法では4.5、最高の上の極上クラスの数値です)。
この蛸の豊かな味に触れながら、夏の本格的な到来を楽しませていただきます(つづく)。
マイクロバブル水で湯がかれた蛸(全部で1380円)
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