前回までは、私ことマイクロバブルが収取して、自ら小さくなっていくことを基本として、それに伴う現象について述べてきました。
この現象に関係して、非常に重要なことは、私の身体の収縮に伴って、その身体が熱くなっていくことにあります。
もともと、私が生まれた直後は、私の圧力はマイナスなので、周囲の正の圧力が私の身体に及ぶと、それを縮めようとする力がさらに働こうとします。
これを風船に例えますと、風船の中は負圧、その外は正圧ですから、この風船はすぐに小さくなろうとします。
無理なく、自然に小さくなる、この収縮現象がすぐに始まります。
ところが、この収縮の力は、風船の全周囲において働こうとしますので、それが一斉に及ぶと、その反射で、今度は逆に膨張しようする反動が起きることになります。
この収縮と膨張の現象が短時間において発生しますので、これを繰り返す振動現象が持続して起こるようになります。
ここで、この収縮と、その反動としての膨張運動が非常に緩やかであれば、私の身体のなかの圧力が、外の正圧と等しくなった時点で、この収縮現象は終わりを告げることになります。
ところが、この収縮と膨張を繰り返す現象は、そのまま終わることはなく、その後も全体としては収縮をしながら、短期的には、収縮と膨張を繰り返していくのです。
およその目安をいいますと、私が生まれてから収縮して消失してしまうまでに約数十秒を要し、その過程で、短期的な収縮・膨張を繰り返す周波数は約9ヘルツです。
この周波数は、1秒間に約9回振動することを意味します。すなわち、私は、1秒間に約9回、自らの身体を振るわせながら小さくなっていくのです。
これとよく似た現象としてクラゲを思い浮かべていただくとよいでしょう。
私の身体は、クラゲではなく風船に似ていますが、これが、クラゲのように振動していることは、つい最近まで解らなかったことでした(詳しくは、『マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント』(情報企画社、p115~120))において、筆者によって示されています)。
じつは、このマイクロバブルの収縮に伴う振動現象によって、マイクロバブル内のエネルギーが高まり、そのことによってマイクロバブルとその周囲のマイクロバブル水において固有の物理化学的特性が生み出されることが非常に重要なことなのです。
そのことは、私の身体とその周辺で起こる現象なので、身を持ってよく理解させていただいていると思っています。
とくに、この問題で重要なことは、マイクロバブルの収取に伴って、圧力と温度がどこまで高まり、その結果として、どのような物理学的特性と化学反応が起こるのかが明らかになることだと思います。
これらについても、上記の文献において、かなり詳しい説明がなされています(
『マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント』(情報企画社、第2章第4節、第5節))。
これによれば、私どもの身体の中では、高温高圧化現象が生起し、その瞬間においては、
気体でありながら液体のような挙動を示し、その周囲の液体においては気体のような性質が出現するようになるのです。
しかも、そのマイクロバブルを含む液体全体においては、常温常圧状態が維持されるというのですから、普通に考えると摩訶不思議な現象といえることが起きるのです。
しかし、摩訶不思議といえども、それは非常に重要なマイクロバブルの本質的現象ですので、その科学的究明がより一層求められている現象ともいえるのではないでしょうか。
以上のことを踏まえると、私どもの身体の振動による高温高圧化現象、そして、その結果として生成する物理化学的特性のさらなる解明が、今後徹底して行われることが大いに期待されます(この稿おわり)。
我が家の庭に咲いた紫陽花
この現象に関係して、非常に重要なことは、私の身体の収縮に伴って、その身体が熱くなっていくことにあります。
もともと、私が生まれた直後は、私の圧力はマイナスなので、周囲の正の圧力が私の身体に及ぶと、それを縮めようとする力がさらに働こうとします。
これを風船に例えますと、風船の中は負圧、その外は正圧ですから、この風船はすぐに小さくなろうとします。
無理なく、自然に小さくなる、この収縮現象がすぐに始まります。
ところが、この収縮の力は、風船の全周囲において働こうとしますので、それが一斉に及ぶと、その反射で、今度は逆に膨張しようする反動が起きることになります。
この収縮と膨張の現象が短時間において発生しますので、これを繰り返す振動現象が持続して起こるようになります。
ここで、この収縮と、その反動としての膨張運動が非常に緩やかであれば、私の身体のなかの圧力が、外の正圧と等しくなった時点で、この収縮現象は終わりを告げることになります。
ところが、この収縮と膨張を繰り返す現象は、そのまま終わることはなく、その後も全体としては収縮をしながら、短期的には、収縮と膨張を繰り返していくのです。
およその目安をいいますと、私が生まれてから収縮して消失してしまうまでに約数十秒を要し、その過程で、短期的な収縮・膨張を繰り返す周波数は約9ヘルツです。
この周波数は、1秒間に約9回振動することを意味します。すなわち、私は、1秒間に約9回、自らの身体を振るわせながら小さくなっていくのです。
これとよく似た現象としてクラゲを思い浮かべていただくとよいでしょう。
私の身体は、クラゲではなく風船に似ていますが、これが、クラゲのように振動していることは、つい最近まで解らなかったことでした(詳しくは、『マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント』(情報企画社、p115~120))において、筆者によって示されています)。
じつは、このマイクロバブルの収縮に伴う振動現象によって、マイクロバブル内のエネルギーが高まり、そのことによってマイクロバブルとその周囲のマイクロバブル水において固有の物理化学的特性が生み出されることが非常に重要なことなのです。
そのことは、私の身体とその周辺で起こる現象なので、身を持ってよく理解させていただいていると思っています。
とくに、この問題で重要なことは、マイクロバブルの収取に伴って、圧力と温度がどこまで高まり、その結果として、どのような物理学的特性と化学反応が起こるのかが明らかになることだと思います。
これらについても、上記の文献において、かなり詳しい説明がなされています(
『マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント』(情報企画社、第2章第4節、第5節))。
これによれば、私どもの身体の中では、高温高圧化現象が生起し、その瞬間においては、
気体でありながら液体のような挙動を示し、その周囲の液体においては気体のような性質が出現するようになるのです。
しかも、そのマイクロバブルを含む液体全体においては、常温常圧状態が維持されるというのですから、普通に考えると摩訶不思議な現象といえることが起きるのです。
しかし、摩訶不思議といえども、それは非常に重要なマイクロバブルの本質的現象ですので、その科学的究明がより一層求められている現象ともいえるのではないでしょうか。
以上のことを踏まえると、私どもの身体の振動による高温高圧化現象、そして、その結果として生成する物理化学的特性のさらなる解明が、今後徹底して行われることが大いに期待されます(この稿おわり)。
我が家の庭に咲いた紫陽花
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