石鯛は、真鯛と並んで、高級魚でおいしい魚のひとつです。

先日の安岐港の魚の競り市場で、手ごろのサイズの生きている石鯛5枚を手に入れることができました。
石鯛20150422
大きさは、最大で30㎝、最小で20㎝でした。

このように粒ぞろいの石鯛がすべて生きているのを見るのは久しぶりです。

写真のように、縦に縞模様が入ったきれいな魚です。

いつぞや、出入りの業者がお土産にと、これらよりやや大きめの石鯛を持ってきていただいたのですが、彼の話によれば、石鯛はかなりの高級魚で、結構な値段であるとのことでした。

そこで、塩入りマイクロバブル水に入れてやったところ、元気になり、しばらくの間飛び跳ねていました。

読者におかれましては、この買値が気になるところでしょうが、これは2990円でした。

1枚あたりに換算すると約600円であり、これも「お買い得」となりました。

都会では、生きた石鯛を手に入れることはめったにできないはずです。

さて、真鯛は肉質が軟らかいのに対し、この石鯛の方は、やや硬めで弾力性がありました。

また、その味は、甘くて美味しく、鯛以上に貴重価値があるという理由がよく解りました。

5枚もありましたので、しばらく、この刺身を楽しくいだだくことができました。

さらに、この刺身の後は、吸物に入れていただき、これも独特のおいしさがありました。

山口にいた36年間においては、一度も、このような食経験をしたことがありませんでした。

まことに、安くておいしい食生活、これを「豊か」というのでしょうね(つづく)。