日曜日の夜に帰宅したら、今回執筆したマイクロバブル技術の専門書が送付されてきていました。

「マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント」(出版社:情報機構)

という題目でした。

私の分担執筆は、次の通りです。

 ①第2章 第4節 マイクロバブルの物理化学的特性
(p.108~125)

 ②第2章 第5節 マイクロバブル水の物理化学的特性
(p.126~139)

 ③第3章 第7節第1項 農業利用
(p.330~342)

 ④第4章 マイクロバブル技術20年と今後の課題
(p.447~458)

他に、大成由音氏による分も下記に紹介しておきましょう。

 第1章 第1節 超高速旋回式(p.3~13)

全体としては、496ページに及ぶ、ちょっとした専門書になっていて、現段階においては、最新のマイクロバブル技術に関する「解説書」ということができるでしょう。

そこで、せっかくのことですから、これから、本専門書を概観させていただき、私の執筆部分を中心にして、現時点での感想を若干述べさせていただこうかと思っています。

まず、執筆に至るまでの経緯から紹介しておくことにしましょう。

この本の執筆依頼は、㈱ナノプラネット研究所の社員宛にきました。

その返事をどうするかを社内で検討し、その依頼原稿の内容は、上記の第1章第1節に関することでしたので、㈱ナノプラネット研究所代表取締役の大成由音社長が対応することになりました。

ところが、その後しばらくして、上記の①と②に関する執筆依頼が私にありました。

それをどうするかを検討している際に、この本書の企画には、「まとめ」の部分がないことに気付き、「それがあった方がいいですよ」と提案したら、「それでは、その分も含めて書いていただけませんか」という再度の依頼がありました。

こうなったら、3つとも書くしかないかと決断し、①、②、④の執筆準備に取り掛かりました。

そのなかで、④については、より細部の目次を見てから執筆をしようかとも考えて、出版社の担当者の方々と若干のやり取りをしていましたが、途中からは、それも見切り発車の状態になり、思い切って書き進めるしかないと思うようになり、それを進めさせていただきました。

そしたら、最後の方になって、出版社の方から、上記③についても、執筆可能かという依頼があり、その検討も行うことになりました。

草稿段階の執筆順は、①➡②➡④であり、たしか、その④辺りの執筆過程での依頼であったと思います。

まだ、草稿段階ですから、比較的余裕があったからでしょうか、結局、上記③の執筆も引き受けることになり、これでアップアップの状態になってしまいました。

そして、結局は、本格的な内容の検討、推敲と進んでいくのですが、その順番は、前と逆になり、③➡④➡②➡①の順で仕上げていくことになりました。

このようになった理由は、いくつかありますが、①と②の内容が、最も重要であったことが、それに大きく影響を与えているのだと思います(つづく)。