昨夜は、2つ目のトンネルを抜けたこともあって、やや多めの睡眠をとることができました。

おかげで頭の疲れは、すっかり解消していて、朝から懸案の3つ目のトンネルに関する原稿書きを行いました。

しばらく、この章の内容とは離れて思考を繰り返していましたので、その全体像を理解してから、その仕上げをしなければなりません。

当然のことながら、第1のトンネル(各論)と第2のトンネル(最終章)内容と関係してきますので、それらとの整合性を考えながら、原稿を書いていきました。

これで、午前中の作業を終え、昼食を軽く済ませたところで、例の頭の疲れが押し寄せてきました。これを無理して、作業を続行していくと、眠くなり、あくびが何度となく出てきます。

こうなると、執筆効率は落ちるばかりで、肝心の原稿は少しも進まなくなります。

これを井上ひさし流にいえば、遅筆の魔女がささやくことになります。

ーーー あまり無理をしない方がいいよ。ヒトが書ける量は決まっているのだから、あなたが、そこまで頑張ることはないよ!

思わず、この甘言に誘惑されてしまいそうな、ささやきです。

そこで、この誘惑を、さらりと振り払い、新聞1紙を持ってマイクロバブル入浴に向かいました。

早速、入浴後に、その新聞を眺め始めたのですが、2分もすると、強い睡魔が襲ってきて、新聞読みを止め、その眠りを楽しむことにしました。

さて、どのくらい経ったのでしょうか。おかしな水の音で目が覚ました。

足し湯のバルブを開けたままでしたので、そのオーバーフロー栓から水が落ちていく音でした。

ーーー これはもったいないことをした。そういえば、お湯を足そうとして、そのバルブを開けたままだったのだ!

流れ落ちた水を回収することはできませんので、気になる疲れの方はどうなったか?これを確かめることにしました。

もちろん、結果は、「頭すっきり」で良好でした。

ーーー これで、再び原稿書きに取り組めるI

マイクロバブルは何とすばらしい秘密兵器かと納得しながら、風呂から上がるときに、ふと、次の思いが過りました。

「なぜ、今日のマイクロバブル入浴ではあんなに早く眠気が襲ってきて、しかもぐっすり寝てしまったのであろうか?」

そういえば、その眠気が押し寄せてくる時間がまちまちで、その眠りの度合いも異なっていましたので、そのことについては何も考えが及んでいませんでした。

ーーー もしかして、頭の疲れの度合いに、マイクロバブル入浴の眠気が押し寄せてくる早さと度合いが関係しているのではないか?

すなわち、頭の疲れが大きいほど、マイクロバブルの知覚神経が、脳の睡眠中枢神経を早く刺激し、眠りを深めさせるのではないか、という仮説を持つに至りました。

この仮説をえたことで、頭の疲れが私のマイクロバブル入浴研究に、またひとつ役立つことになりそうです(つづく)。

広重 原 朝之富士

広重東海道五十三次 原 朝之富士