あるとき、私は体調を崩して、まことに煩わしい日々を過ごしていました。おそらく、花粉症のアレルギーの症状が、それに重なっていたのではないかと思います。

頭が重く、肩が凝り、これに仕事が立て込んでくると、さらに首が回らなくなります。こうなると危険信号が出てきて、少々のマイクロバブル入浴でも改善が遅くなってしまいます。

そんなとき、いつもは2日と途絶えたことがなかったK1さんからのメイルが途絶えてしばしであることに気付きました。

ーーー こんなことは珍しいことだ。なにかあったのかな?

こう思いながら、しばらくメイルを待っていましたが、それでも一向にそれが届くことはありませんでした。

ーーー これはきっと何かがあったのだ!

そう思いながら、こちらからの日々の報告を兼ねたメイルは途絶えないようにしていました。

そしたら、それからしばらくしてメイルが届き、ほっとしたら、それを見て吃驚しました。

坂道で自転車に乗っていて、ブレーキをかけたことで、前のめりになって倒れてしまったとのことでした。

身体は一回転して路面に落ちて強打、わきの下に大きな内出血のあざができるほどの大怪我でした。

普通の方なら、すぐに病院に行って治療をするのですが、ここがK1さんの頑固で若いところといいましょうか、肩を抱えて帰り、そのままマイクロバブル入浴というお決まりのコースで、治療を行ったのだそうです。

大きく息もできないほどの強打と内出血でしたが、うずくまるようにしてマイクロバブルのお風呂に入り、強打した患部にマイクロバブルを当て始めたのでした。

するとどうでしょう、しばらくして、その痛みが和らいできたではありませんか。

ーーー さすが、わが心の友のマイクロバブル!

と思ったはずです。こんな時に頼りになるのがマイクロバブルなのです。

こうして、とうとう病院には行かないまま、その肩と脇腹の痛みを治してしまったのです。

私も同様の性分ですから、私がそれを尋ねるのはおかしな話ですが、そして医者のところに行かなかったのかと聞いたことがありました。

病院にいくとギブスをはめられ、その結果体力がなくなって、本当の老人になってしまうという理屈を述べられていました。

代わりに、マイクロバブルのことを信じておられますので、それ以上のことを、こちらも尋ねることはありませんでした。

それにしても、K1さんのマイクロバブルに対する信心は、このようにすさまじいことであることを改めて再認識させていただきました。

もし仮に、K1さんがマイクロバブルと無縁の人だったらどうなっていたでしょうか。

きっと悲惨な運命の道を辿っておられていたのではないでしょうか。

これを天地の差というのでしょうね(つづく)。


広重五十三次川崎六郷渡し船

広重東海道五十三次 川崎・六郷渡船