マイクロバブル博士の「マイクロバブル旅日記」

本「旅日記」で、マイクロバブルの科学と技術に関する難しい情報をやさしく解説し、深く考えることによってマイクロバブルの物語をよりおもしろくします。また、それをゆかいに展開させていきます。これが、あたかも燎原の火のように、それこそ国境を超えて、どこまでも広がり、国民生活と産業に深く分け入ることで、マイクロバブル社会が形成されることをめざします。

マイクロバブル博士の「マイクロバブル旅日記」 イメージ画像

2014年10月

第2の壁突破(ブレイクスルー)は、「カキの成長」が遂げられていること、そのものでした。その証拠となる最初の写真は、すでに、10月26日付の記事において示されています。念のために、この写真を再度示すことにしましょう。1999年8月6日 カキの半成貝(筆者撮影)この写真
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(13)』の画像

前回(第11回)の記事において指摘した重要なブレイクスルーの第1は、私が、その立派なカキを食べてもよいかと尋ねた折に、みなさんが怪訝な顔をして、「Yes」とは決していわなかったことに関係していました。私は、その日の翌日(1999年8月7日)から、腹痛を起こして七転八
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(12)』の画像

先日、台風19号の襲来で、果たして無事上京できるのかどうかで「やきもき」していたことがありました。その直撃からは逃れたものの、その風で、我が家の中庭に設置していた簡易テントが大きく傾いてしまいました。そのテントの傾きを直していたときに、食べごろの「へちま」
『ヘチマの天ぷら』の画像

前記事においては、カキの稚貝の段階から卵を孕む(産卵)ようになっていることを指摘し、その問題点を考察しました。じつは、当時の私は、この問題解決の重要性を正確に理解できていませんでした。また、一緒に養殖改善に取り組んだカキ漁師のTさんも、これを解決できるとは
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(10)』の画像

これまで、カキが稚貝から成長を開始した様子を考察してきました。そこで、カキの成長を示す決定的な写真を示すことにしましょう。撮影日は1999年8月6日です。奇しくも、広島に原爆が投下されたのは、55年前の、その日のことでした。当時のカキたちは、地上の異変と災禍に、
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(11)』の画像

広島カキ養殖のことで、やや深く分け入ってしまったようです。それは、これから述べるカキ養殖に関する重要なことがあったからでした。広島では、「抑制」と呼ばれる、いわば稚貝段階での鍛錬がよく行われています。河川の河口部における干満差を利用して、海水の浸潤後に空
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(9)』の画像

10月16日に、約1年半の沈黙を破って、ブログを再開させていただきました。以来、1週間が経過し、ブログ記事も徐々に増えてきました。俗によくいわれる「三日坊主」で終わることはありませんでしたので、これから長期戦で臨むことにします。また。その再開が順調に進み

1998年に大量の赤潮(新種のプランクトン)の発生で、45億円もの被害を出した広島カキ養殖は、その翌年にも同じ被害が出現すれば、壊滅的な打撃を受けるであろうといわれていました。その意味で、その発生の予兆をどう予測し、どう防ぐかが焦眉の重要課題となっていました。
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(8)』の画像

今回の大船渡湾における水産養殖復興の課題に取り組むにあたって、マイクロバブル技術を用いて広島カキ養殖改善に取り組んだ実績が非常に役立ちました。広島湾では、1998年に新種のプランクトン(「ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ」と呼ばれる南方系のプランクトン)の
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(7)』の画像

昨日に続き、東京ビッグサイトの「危機管理展」に参加したときの、ポスター・パンフレットの内容を紹介させていただきます。昨日は、マイクロバブルを与えたときにカキが大きく口を開けた話を解説しました。周知のように、水道の蛇口をひねって開けると、水がたくさん出てき

すでに述べてきたように、これまでの養殖カキとマイクロバブル育ちのカキでは、驚くほどの顕著な差異が生まれました。一体、その原因は、どこにあったのでしょうか。その探究は、マイクロバブルを供給したときのカキの観察から始まりました。これに関係して、広島のカキ漁師

2008年5月から2013年1月までのブログ「マイクロバブル博士の『マイクロバブル旅日記』」を復活させました。まだ、画像の挿入が不十分なままになっています。そのため、読者のみなさまにおかれましては、読みづらい部分があるかもしれません。これから追々、その画像、の整備
『お知らせ(20141020)』の画像

正面視、側面視と観察を続け、今度は横断面視の撮影を行いました。カキの内臓はどうなっているか、表皮のグリコーゲンの生成具合はどうなっているか。表面からだけではよく解らないので、いつのまにか、カキを中から観る癖がついていました。この写真においては、手前が、そ
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(4)』の画像

震災直後の現地には何もありませんでした。家屋とともに、船も筏も流されて全滅に近い状態でした。そのなかで、島影に、わずかに残ったカキ筏のカキが残っていました。ここに陸地から電気を引いて、マイクロバブル装置104機を設置することにしました。震災から3か月後の現地
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(3)』の画像

昨日のブログの続きです。本日(10月17日)まで、東京ビッグサイトで危機管理展が開催されています。科学技術振興機構(JST)からの依頼を受け、これに参加しました。この参加では、ポスター展示、パンフレットの配布、そして、直に講演を行うという3つの方法でプレゼンテーシ
『東京ビッグサイト「危機管理展参加」(2)』の画像

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