さて、その「C先生の希望」から紹介させていただきましょう。 すでに、学生の前で「8年間考え続けてきたことが、ようやく解決しました」、このように語られていたことを書かせていただきました。 「8年?長いな!」と思い、「やはり、人並み以上のことだとすれば、それだ
2011年01月
キリキリの夢(5)
サンタマリア号の船長が、第二の「コーカイ」において立てた計画の骨子は、次の通りであった。 ①乗船人員には、自由、独立、博愛と平和の精神を尊ぶ方々のなかから、その希望者を募集する。 ②乗船人数は約3万人とする。 ③乗船期間は原則として3年間とし、希望者には
籠り(3)
昨年末以来、マイクロバブル風呂に「籠る」ことが、しだいに習慣化してきました。 パソコンを相手に仕事をしていますと、相当なストレスが出てきますので、それをし終えてから、その疲れをいやすため、そして、かなりストレスを要してしまう仕事をするために、マイクロバブ
1000回記念・希望の旅路(9)
素直で、何事においても、時間を十分にかけながら、最後には、それを実現していく、これがB君のスタイルでした。 これとよく似ていたのが、ある2歳の娘さんがハエをつかむ方法でした。 窓ガラスに止まっていたハエを指で捕まえるという離れ業は、指を止まっているように
籠り(2)
じつは、昨年末から今年の正月元旦からの三日間にかけて、私が籠った空間はマイクロバブル風呂のなかでした。 なにせ、そこで長編小説を読むのですから、1回の入浴時間が1.5~2時間と、いつもより約2倍に増加、一方で入浴温度は39℃に維持し、低温入浴としました。 そ
キリキリの夢(4)
まず、第二の「コーカイ」をする際に、もっとも問題になったのが、その乗船人数であった。先の「コーカイでは、多彩な顔ぶれだったといっても、その数はせいぜい十数人だった。 これだと水も食糧もなんとかなる、文化系出身の作者も、「なんとかなるのではないか!」と思わ
籠り(1)
今年もたくさんの方々から年賀状をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 さて、そのなかに「ブログを読んでいます」、「なにかよいヒントが得られないか、楽しみに読んでいます」、このような内容のものがいくつかありました。 こうなると、その愛読や
1000回記念・希望の旅路(8)
時間をかけてじっくり、そして着実にハエに近づいていく、そうするとハエの方は、その指が近づいてきていることを感知できない、そこでやすやすと捕まってしまうのです。 ヒトの成長も同じで、すぐには、それを目で見ることができないので、その目標に向かってゆっくりと、
1000回記念・希望の旅路(7)
「天与の賦」とは、「天が与えた才能」ともいうべきものです。このような能力は、最初から備わっているわけではなく、徐々に育てられていくものです。 それは、童話の「わらしべ王子」によく似ていて、自分が選択した道において自らを生かし、成長していくことを可能とする
キリキリの夢(3)
すでに、最初の航海が開始されたのが1964年であったことは先に紹介させていただいた通りである。 この年には東京オリンピックがあり、その最終日のマラソンの時には、多くの小中高で授業が午前で終わり、帰ってテレビでマラソンを見なさいといういきな「はからい」がなされ
1000回記念・希望の旅路(6)
大口上のAさんに続く「希望の星」は無口のB君です。近頃にしては珍しい性格を有したおとなしい若者です。 色白で短く刈った頭の様子は、近頃よくテレビに出てくる韓流スターにそっくりです。 ハングルをしゃべらずに、何も言わない彼を見たままですと、おそらく、十中
キリキリの夢(2)
はるか南の地の大きなホールで、「サンタマリア」の歌声を聴いたときの、この上もない「ここちよさ」を思い出していた。 その「荘厳な一時」を終えて、ほっとしながら愛用の「携帯式マイクロバブル装置」で入浴をしていた。 「あの歌はよかった。海の背景もきれいだった
1000回記念・希望の旅路(5)
そこで、彼に、私のマイクロバブル発生装置を用いた水耕栽培の事例とマイクロバブル野菜の特徴を紹介させていただきました。 彼は、先の見学において、すばらしいマイクロバブル野菜が育っているとの説明を受け、それを真に受けていたのでした。 これは無理もないことで
1000回記念・希望の旅路(4)
まずはAさんの場合を紹介させていただきましょう。かれは、何事も非常に勉強熱心であり、なにごとも、とことんやらなければ気が済まない性格の持ち主のようでした。 何事も自分で勉強し、優れた事例を見つければ、そこに見学に行き、その成果をすすんで取り入れることがで
キリキリの夢(1)
世の中には後悔というものがあるようであるが、それには、「ああすればよかった!」というものと、「ああしなければよかった!」という2つがある。 通常、前者の場合が多く、そのほとんどにおいて「後悔」という消極的な念が湧いてくる。 これに対し後者の場合は、その