マイクロバブル博士の「マイクロバブル旅日記」

本「旅日記」で、マイクロバブルの科学と技術に関する難しい情報をやさしく解説し、深く考えることによってマイクロバブルの物語をよりおもしろくします。また、それをゆかいに展開させていきます。これが、あたかも燎原の火のように、それこそ国境を超えて、どこまでも広がり、国民生活と産業に深く分け入ることで、マイクロバブル社会が形成されることをめざします。

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2008年11月

 今日は神戸に向かう新幹線の中です。昼から会議があり、今朝は早く起きて、その準備をしてきました。また、久しぶりに暗いうちから散歩に出かけ、おかげで体調も少しよいようです。 神戸といえば、定番になってしまったことがあります。まず、駅弁は、「肉飯」であり、そ

 セレンディピティをどのように高めるか、これはとても大切なことです。だれし も、この「幸運力」を高めて、自分の人生の彩りを鮮やかにしたいと思っていま す。あるいは、なかなかよいことがない仕事の中で、たまには、あっと吃驚する ようなことに出会いたいと

アメリカ発世界金融危機が進行し、さまざまな問題が浮き彫りになってきています。先日は。アメリカものづくりのシンボル的存在で、発明王エジソンが友人らと創った会社であるGMの株価が3ドルを切ったと報道されていました。これに象徴されるように、アメリカの製造業は、

 K:マイクロバブルでカキの血流促進が起きた。通常の2~3倍も血流量が増えたということですが、カキの体内に流れる血液って、どういうものでしょうか?まず、そこからよくわかりません。 M:無理もないことです。私も、かつてはカキを食べるだけの人間でした。あなた

昨日は、広島県にあるK高専に行って講演をしてきました。その題目は、「高専におけるVB(ベンチャービジネス)の今日的課題と役割」でした。 この講演を契機に、上記のタイトルに関する問題を少し考察させていただきましたので、これから紹介させていただきます。以下は、

洒落た言葉があります。「セレンディピティ」というのだそうですが、「幸運に出会う能力」のことのようです。この能力を高める最善の方法は、その幸運体験を重ねることだと思います。みずから、それを求めて、失敗を恐れず、行動する、実験を行うことが大切です。そうやって

 K:溶存酸素濃度の向上による酸素呼吸の改善、餌の植物プランクトンの摂取量の増大、最後は血液循環の問題ですね。 M:そうです。呼吸、食物摂取、血液循環、いずれもカキの生理活性と生育に非常に重要な因子といえます。最後の血液循環の問題については、いろいろな意

 K:食物摂取の問題は、どのように考えればよいのでしょうか。 M:溶存酸素濃度が低くなると、4mg/lで身体が弱り、2mg/l以下で死に始めるといわれていますので、この酸欠状態を改善するために、マイクロバブルを与えることは、その弱体化、斃死を防ぐことでもあります。

 K:マイクロバブルで大きく口を開けるとどうなるのですか?  M:まず、開口で、海水を殻の中に大量に取り入れる条件が整います。カキ の生理現象は、酸素呼吸、食物摂取、血液循環の3つで成立しています。酸素 呼吸は、海水に含まれる溶存酸素を鰓(えら)で吸

 K:改めてブログ記事を読み返してみると、広島でのカキ養殖研究は、織田信長の「桶狭間の戦い」に相当する取り組みであったことがよくわかります。そして、その後の人生の重要な転機になったとのことですが、それは、どのようなことだったのでしょうか。気になるところで

 ブログ記事200回記念に対して、ある方から感想をいただきました。ありがとうございます。この方は、毎日ブログを見ておられるようで、新しい更新がないと、今日はどうしたのかと心配されるとのことでした。 これは、そこまで心待ちにされているのかと、大変ありがたく思い

 赤潮プランクトンとの格闘が終わり、深まる秋の季節の中でカキはすくすくと育っていました。拙著『マイクロバブルのすべて』に書かせていただきましたが、マイクロバブルを与えたカキがみごとに成長し、そのような1年物のカキが育ったのは30年ぶりのことだとカキ業者のなか

  広島カキ養殖の研究は、文字通り、私の人生においても大きな転機となり ました。K君との会話の続きは、以下のようになりました。  もうだめかと思うほどに、幾度となく赤潮プランクトンが発生するものの、不 思議とその時には雨が降り、水温が下がってプラン

 K:その問題の赤潮は発生したのですか? 夢で消えても,実際に発生すれ ば問題解決にはなりませんよね。 M:さすが,現実主義のK君ですね。前年における赤潮プランクトンの発生 は,9月から始まりました。その日に向かって溶存酸素濃度がどんどん低下し ていき

 K:人生においては,その時は気がつかないにしても,後になって,重要な岐路になるといいましょうか,決定的な瞬間があるのでしょうね。たとえば,織田信長の「桶狭間の戦い」や豊臣秀吉の「明智光秀討伐」も,それに相当するのではないでしょうか。その時は,どのような「

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