いよいよ師走も26日を迎え、今年も残り数日となってきました。昨夜は、懸案だった依頼原稿の最終的な推敲を済ませ、編集委員会に送付を済ませました。

そのせいでしょうか。急に眠気が出てきて、そのまま寝てしまいました。おかげで今朝はすっきりしています。

さて、その原稿の件ですが、字数は約2万3千字で、かなりの量で書いてしまいましたので、予定の紙数を大幅に超えてしまいました。

2012年3月に退職して以来、約3年が経過しました。この論文は、その間の集大成のひとつという意味がありましたので、いわば渾身の取り組みにすることができました。

長い間勤めていた職場ですから、そこにいるときは、その職場のことがよく解っているつもりでした。

しかし、いざ、そこを離れてみると、逆に客観的によく観えるところもあって、その視点から、今日の問題に分け入らせていただきました。

その題目は、「日本高専学会20年の教訓と『高専危機』の打開」としました。

これは、電機・電子産業を中心にして日本の産業が衰退し、一方で自動車産業を中心に海外移転が急激に進み、もはや日本経済を牽引する「エンジン」がなくなったという「危機的状況」があります。

そして、そのことが高専にも影響してきて、これも危機的要素を強めていますので、そのことに切り込んだ内容になりました。

また、日本高専学会が20年を経過し、その創立の準備にも関わりましたので、その段階から今日までのことを俯瞰して書かせていただきました。

学会とは、研究を行うところですから、その成果が、日本高専学会はおろか、高専全体の局面を変える「出来事」がいくつもありましたので、その未公開のエピソードを含めて紹介させていただきました。

というわけで、本日から、平常のブログ執筆環境に戻れそうですが、しかし、それも束の間のことで、次の依頼原稿が待っています。

今度は、マイクロバブルの関係の執筆になります。


これは、ある出版社からの依頼ですが、そのやり取りの中で、なぜか、執筆する範囲が増えてしまい、全部合わせると相当な量になりそうです。

これから、年末、そして正月と、その執筆の佳境を迎えそうで、今年の良い仕事納め(仕事始り?)になりそうです。

小城山20141226

本日の小城山です。比較的暖かく、時折陽光も射し込んできている国東です。