二つ目の新世紀の課題として、佐藤浩先生が指摘したのはエネルギーです。

今や食料に続いて、この問題が掲げられた理由は、みなさんにもお解りのことと思います。

それは、そのエネルギーが、世界の政治経済に大きく影響を与えるからで、昨今の原油安は、アメリカのシェールガスに対抗するための措置でしたが、それがロシアに影響して一挙にルーブル安が進行してしまいました。

これが、どこかの国で起こったすると、上や下への大騒ぎになるのでしょうが、先日の記者会見では、おそらく回復には2年かかるでしょうと平然といっていました。

やはり、トップの度量が、だいぶ違うようですね。

さて、このエネルギー問題において、佐藤先生が強調されたのは徹底した小型化、効率化の問題でした。

流体力学が寄与できるのは、その課題だと、具体例をあげて、その可能性に言及されていました。

この指摘は、正しく、その小型化、効率化の試みが多数なされる時代がやってきています。事態は、この指摘の通りに動き始めています。

問題の核心は、この小型化と効率化を、どこまでも徹底し、それを個人の家庭で使用できるようにすることです。

これは、野菜を自分で育てて、店屋で買わなくても済むようにすることと同じで、自分で使うエネルギーを自給自足できるようにする必要があります。

そのためには、今の電力やガスに対応できる新たなエネルギーパス(経路)の開発が重要になります。

世間には、この小型化、効率化に成功した事例は、いくつもあります。

パソコンや自動車は、その典型事例です。その心臓部において、抜群の効率化が進むと、それが可能になります。

おそらく、エネルギーにおいても、それが成功する際には、この心臓部でのエネルギー変換において抜群の小型化と効率化が達成されるのではないかと思います。

そのために、問題の核心は、その開発において、鋭く、大きな直観をどう働かせ、その創出をどう成し遂げるかにあります。

大型化で対抗しても、それでは、今の電力や石油には敵わない、それではミクロの世界に、そのような可能性があるのかどうか、その探索は非常に魅惑的なものではないかと思っています(つづく)。
20141226
前庭のベゴニアの花です。