疲れた身体を癒(いや)すのに、マイクロバブル入浴は、とても有効です。この2日間は、寝る前に入浴していますが、まず寝起きがさっぱりしています。

それから、寝ているときに体温が下がりすぎないので、起きたときも身体、とくに足が温かく、そのことが足の軽さにも影響しているようです。

さて、本日は、マイクロバブルと睡眠の話です。

マイクロバブル入浴をしていると、あまりにも気持ちがよくて、つい、うとうとと眠くなってしまうことがよくあります。

これは、マイクロバブルによって脳の視床下部にある睡眠中枢が、何らかの刺激を受けることで、活発化されているのではないかと考えています。

まず、マイクロバブル入浴をすると眠くなる、よくある、そのときのパターンを紹介しましょう。

ヒトが湯船に入って最初に行うことは、ゆっくりとお湯に浸かって身体を寛がせ、身体を温めようとします。リラックス感も湧いてきて、気持ちよくなります。

「今日も一日大変だった。よく働いた」

サラリーマンの方々でしたら、あるいは自営業や農家の方々も、このように思われるのではないでしょうか。

このとき、気持ちがよくてリラックス感がましてきますが、ここではあまり睡魔が襲ってくることはありません。

また、この時の姿勢は、座って足を伸ばしている、いわゆる座位の状態であり、この姿勢でお湯になじもうとします。

お湯の深さにもよりますが、この座位状態においては半身浴になっている場合も少なくありません。温泉や銭湯においてよく見かけるパターンです。

まずは、お湯の温度を身体で検知し、その後で、徐々にお湯のなかに身体を沈めていきます。このとき、お湯の温度が熱すぎると、この浸潤速度は遅くなり、低いと比較的スムースに入水することができます。

身体がお湯の温度に慣(な)じんでくると、お湯の温かさが、身体に沁み込み、その温かさが身体の隅々まで伝わっていきます。

やがて身体が温かくなり、ここちよさも増してきます。

この時点で、入浴者は、次の行為に移ります。その「ここちよさ」を持続させながら、より強く味わいたいと思い、よりお湯のなかに身体を沈めていきます。

私の場合、この時点で、初めて足と腰を前にずらし、いわゆる仰向け状態になって、首までお湯に浸かる全身浴状態に移行します。

じつは、ここから、睡魔が襲ってきます。そして、その睡魔の襲来には、次のような決まったパターンがあります。

 ➊風呂で読書をしていると、睡魔の襲来時間が早まります。この襲来が始まると、もうそこから抜け出すことはできませんので、早々と読書の方を諦め、その襲来を甘受します。ここから、ここちよい睡眠に入るからです。

 ❷また、この襲来は、マイクロバブル発生装置によるマイクロバブルの発生が身体に近いほど早くなります。これは、マイクロバブルの発生口が身体から遠くにある場合には、睡魔の発生が遅く、あるい
は、ないこともあります。



この❷については、「へぇー、そんなことがあるのか?」と不思議に思って、お風呂で、その実験をしたことがあります。

まず、睡魔が襲ってきたときが、その実験の始りです。眠気なまこですから、しっかり、自覚を持ってないと、この実験はできません。

ーーー 眠気がやってきた。これから実験を始めることができる。チャンスだ!

これで、肝心の眠気が覚めるようでは、実験の主体者として失格です。ここを上手くコントロールする必要があります。

まず、マイクロバブル発生装置を手にもって、それを身体から遠ざけていきます。この状態で、眠気がなくなってきたことを自覚できれば、その第2段階の実験は成功したことになります。

ーーー ほんとうに、そんなことが起こるのか? じつは錯覚ではないのか?

科学者は、疑い深い方が多いので、私も、その一人ですから、その事態を自覚しても、簡単には信用しません。

次に、マイクロバブル発生装置を反対に身体に近づけます。この反転によって、より覚醒状態から、睡眠状態に近づいていけば、主人公の睡魔が襲ってきたことになります。


さて、その実際は、どうだったでしょうか(この稿続く)。