その後もTさんのマイクロバブル入浴によるリハビリが続けられました。あるとき、ご本人から、その実際の様子を説明していただいたこともあります。

「先生、マイクロバブルのおかげで、この『ばね指』も徐々によくなってきています。それから、足の方も泡が当たるのがわかるようになりました」

「そうですか、よかったですね」

こうして、Tさんと交流が始まり、私の講演会や最終講義にはお母さんと一緒に来ていただいたこともありました。

二人目は、50歳前後の女性のYさんの話です。Yさんは、歌が好きで、毎週、わが家に歌を習いに来ておられました。

びっしりと2時間、毎週練習をなされますので、教える方も習う方も真剣なやり取りになりますので、この時には、私はアパートをいつも退散させられていました。

そのYさんがマイクロバブル入浴をなされるようになって、いつも料理中に起こっていた「ばね指」が起こらなくなったそうでした。

「身体が柔らかくなり、軽くなった。楽になった」と喜んでおられました。

これは指の使い過ぎで腱鞘炎になることによって起こる症状であり、更年期の女性に起こりやすいといわれています。

三人目は私自身です。昨年は、東日本大震災支援プログラムの際に起こることがあり、記憶の新しいことでした。私の場合、右手の中指や薬指の第二関節が曲がりにくくなることが多かったようでした。

しかし、あまり気にせず、作業量が少なくなると、自然に発生しなくなりましたので、あまり気に留めていませんでした。

以上、最近の記憶を辿ってみると、この3つのケースがありました。

つづく

DSCN1946