先日来、この季節にしては珍しい花粉症に苦しんでいました。最悪の日は一日中、苦しんで寝ていました。

家族の大半がこの症状になり、ちょっとした話題になっていましたが、どういうわけか、私が一番重い症状になり、珍しく寝込むことになりました。

なぜか、その原因を探る話にもなり、なかでも「セイタカアワダチソウ」説が最有力でした。

山口県ではほとんど見かけなくなっていた、この草が、ここでは真に凄まじく咲いており、周辺にはおびたただしい生育がありました。

実際に、車に乗って出かけると、花粉症の症状がすぐに出てきますので、最後には、家のすべての窓を閉め切り、遮断して過ごすことになりました。

まさか、こんな時に、こんな症状が出るとは思っていませんでした。文字通り、無防備状態でしたので、途中で、それを少しも防ぐこともできませんでした。

幸いなことに、寝込んでしまうという最悪の日は1日で済みました。

翌日に大雨が降り、花粉を流してくれたからでしょうか。その日から、できるだけ外出しないようにして療養しています。

さて、このちょっとした騒動のおかげで、窓をできるだけ開けない生活が続いたことから、重要なことに気づくことになりました。

それ以前は、秋になって涼しい風を入れようと常に窓を開けていましたので、その重要性に気付かなかったのでした。

それは、我が家の断熱性に関することでした。

南向きに窓がたくさんありますから、そこに陽が射しこんできます。カーテン類がまったくありませんので陽は射し放題です。

そのために、太陽の熱が家中に蓄積されていきます。いわゆる「グリーンハウス(温暖化家)」になります。

外から、この家に入って来ると、その温度差に驚くようになります。

そこで、温度と湿度を計ると、これが温度で約10℃近く違っていました。当然のことながら、湿度も温度が高い分低くなっていて約20%低くなっていました。

そして、この温度差が、夜においてもほぼ維持されますので、温かい快適な夜となるのです。

以前のアパートでは、このような断熱がほとんどできず、屋内が外気温と同じ状態になっていましたので、今頃は炬燵がほしくなる季節となっていました。

どうやら、この季節になって、この家の断熱特性のすごさを体験的に理解したといえます。

一階の気温が深夜になっても20数℃、二階の昼間の気温は30℃で、Tシャツ1枚で過ごせるとのことでした。

外から、そとん壁、羊毛ウール、内壁という三重の断熱構造の威力が発揮されていて、すばらしいなと思いました。

これは単なる暖房費の節約という問題のみでなく、快適で健康的な毎日が過ごせるという重要性が加わることになりましたので、これはみごとだと感心させられました。

つづく

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