早速、マイクロバブル仲間のお一人から問い合わせがあり、第3回マイクロバブル技術セミナー(11月17日~18日)の際に、「潮湯」に入りたいという申し出がありました。

また、東京の方からも電話をいただき、今度ぜひ入りに行きたいと仰られていました。

私もそうですが、マイクロバブルの入浴効果をよく理解されている方にとっては、この湯に入ってみたい、自分の身体の反応を確かめてみたいという気持ちが湧いてきます。

それから、このような方々は、マイクロバブルバブルのみならず、何事にも好奇心旺盛で、何か驚くようなことをやってみたい、よいことをやってみたいと思われているのが共通しています。

そして、マイクロバブルで健康を回復され、そのことと健康の維持に自信を持っておられる方でもあります。

さて、私にとっては強烈な印象を残す結果となった「潮湯効果」の続きを紹介させていただきます。

繰り返しになりますが、最初の効果は、「脱力性」でした。風呂からあがると、身体の力が抜けて、なにか疲れまで抜け落ちたように思えたことでした。

これをマイクロバブルのリラックス効果ともいえなくもありませんが、今のところ、これを表現するよい言葉が見つかっていません。

第2は、風呂からあがっての「ここちよさ」です。「さわやかさ」ともいえますが、これは第1の効果とも重なる表現になります。

この「ここちよさ」は、マイクロバブル入浴の重要な特徴です。

今回は、風呂が熱すぎて長時間入れませんでしたが、通常は、この「ここちよさ」を入浴中に認識して、それで長風呂になってしまいます。

長野県阿智村の「湯ったりーな昼神」の露天風呂に入ったときも同じで、とにかく「ここちよさ」を感じて、みなさんが長風呂をされるようになります。

今回の潮湯の場合は、上述のように温度が高すぎたことと、次に数名の入浴希望者が私が出てくることを待っていましたので長湯ができませんでした。

そのため、この「ここちよさ」が後からじわっと出てきたのだと思います。

これは、当然のことながら、私の脳が感じた結果であり、その感覚が常習化していますので、それをすぐに自認することができるようになったのだと思います。

みんさんと、マイクロバブル入浴談義を行いながら、この「ここちよさ」を味わっていました。

「いやっ! これはよい風呂ですね。これからやみつきになりそうです。私が予想していた通りのお風呂です。女将さん、これは、『いい湯ですね』」

コーヒーを入れてくださる女将さんの手が、嬉しさで弾んでいるようでした。

しばらくの談笑が続き、そのうち、潮湯入浴体験者も一人、二人と増えてきて、ますます、その会場がにぎやかになりました。

みなさん、マイクロバブルのせいで「にこやか」になり、私と同じような効果を語られていました。顔もほんのりピンク色で、それだけでも会場を明るくさせていました。

第3の効果は、談笑が続いて身体が徐々に冷えてくることでよくわかるようになりました。それは、温かさ、いわゆる「ぽかぽか効果」が持続したことでした。

明らかに水道水のマイクロバブル入浴とは明らかに異なって、その温かさを持続させていました。

私が入浴したのは午後三時でしたが、この効果は夜寝るまで続いていました。

通常の水道水マイクロバブル入浴よりも長くポカポカ効果が続いていたということです。

よい風呂とは、一度入ったらまた入りたくなる、このような気持が湧いてくるかどうかで決まります。

これは、本や人も同じで、一度読んだらまた読みたくなる、一度会ったらまた会いたくなる、このように思うのがよい本であり、よい人なのです。

こうして、また入ってみたい温泉がひとつ追加になりました。

別れ際に、若女将と大女将に、潮湯に入れたお礼に、こう言っておきました。

「まず、自分で入ってみて、これは『いい湯だ』と心の底から思える風呂でなければ、他のお客さんの心を揺り動かすことはできません。

まず、ご自分で、そのことを確かめられてください。きっとみなさんの健康改善に役立つと思います」

ーーー これで日本初のマイクロバブル潮湯が誕生したことになる。これから、徐々に評判を呼ぶことになるであろう!

つづく

バジルー1

バジルの花、筆者撮影。