マイクロバブル育ちの野菜における最も重要な課題である、その味についての検討が徐々に深まっています。
この水耕栽培の場合、種ではなく苗から出発していますので、その苗の段階の味からその検討を開始しました。
その結果は、すでに述べてきたように、硬くて非常にまずいものでした。おそらく、店頭に何日間か置かれている間に、そのような味の改悪が起こったのかもしれませんね。
一部の野菜においては、露地栽培の野菜とも比較検討してみました。当然のことながら、その美味しさは、露地栽培の野菜の方がより上位にありました。
これらを踏まえますと、まずは、マイクロバブル水耕栽培では、店頭苗の美味しくない段階から、いかに露地栽培の味まで追いつき、さらに追い抜くか、ここに重要な課題があるように思いました。
この課題については、一部の野菜ではかなりの達成を成し遂げつつあると思いますが、非常に重要なことですので、今後も詳しく検討していきます。
以上を踏まえて、この間の実感から、マイクロバブル育ちの野菜の特徴が明確になってきましたので、それを要約して示すことにします。
①すくっと真っすぐ立つように育ち、成長が速い。柔らかくて弾力性がある。
②根が白く、大きく育つ。
③葉の緑の色が濃い(光合成が活発な証拠)。噛むと歯切れがよい。
④美味しい(露地栽培の野菜とは違う味)。
これらの特徴は、超高速旋回式のマイクロバブル発生装置の適用によって得られたものであり、他の装置では、実現できない可能性がありますので、その点の要注意が必要です。
読者のみなさまは、くれぐれも、この点の配慮をよろしくお願いいたします。
それから、これも本栽培で気付いた重要なことです。若葉の段階においては、日頃食べない野菜でも食べられる、美味しいということです。
ブロッコリー、キャベツ、白菜、それからレタス類もそうですが、若葉を摘んで食べることもできるので、その楽しみ方もあることを知りました。
すなわち、ブロッコリーの実だけではなく、巻いたキャべルでもなく、大きくなった白菜でもない野菜を楽しんで食べることができることも「おつなもんだ」と、思い始めています。
そこで、そのブロッコリーの葉の成長ぶりを写真で示しておきましょう。
成長しているブロッコリー、2012年11月3日。筆者撮影。
ブロッコリーの根、2012年11月6日。筆者撮影。根が黒いのは、植物プランクトンが付着したためです。
さて、我が家のミニプラントにおいては、4つ目の水槽に装置を配備し(小型水中ポンプにマイクロバブル装置を据え付けたシステム)、そこに苗も植え込みました。
この季節の野菜のなえについては、ほぼすべてに近い種類を植えました。おそらく全部で100本を超えたと覆います。
そこで、苗供給側の問題がほぼ限界に達しましたので、後はその成長を待つことになりました。
次は花の方に移ろうかと思い、試しに2,3の苗を購入してきました。
それから、この冬に備えて、せっかく育てた野菜たちを寒さの中に放置するわけにはいかないので、2坪のビニールハウスをアマゾンで注文しました。
おそらく、明日ぐらいには到着するのではないかと思います。これで雨ざらしの野菜たちもさぞかし喜ぶことでしょう。
素人のマイクロバブル水耕栽培も、やや形が整い、ステップを踏み始めました。
つづく
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