いよいよ、この南国の地にも本格的は冬がやってきました。連日、最高気温が10℃、最低気温が1℃前後になり、雪もちらつく日がありました。

師走になり、みなさまにおかれましてはますますお忙しい毎日を過ごされていることと拝察しております。

最近になって、㈱ナノプラネット研究所への訪問者が徐々に増えています。しかも、全国の企業や地元からと、その訪問客はさまざまです。

それに、先日紹介した大分合同新聞の記事の影響が加わっています。

あの記事を読んだと、幼いころに隣に住んでいた友人から電話があり、記事を読んで新聞社に問い合わせをして訪問された方もいました。

さて、そのなかで印象深かったにが、次の方々でした。

最初は、地元で理髪店を50年以上も経営されている方でした。

先日、地元にある廃校の跡地利用の説明会において、私の名前が出てきたそうで、そのために、わざわざ面会に来たとのことでした。

かつての国東の中心市街地で、50年以上も理髪店をなさっているのですから、その長きにわたって継続されてきたことには理由があり、それが言葉の節々に現れていました。

これを縦糸に水というのでしょうか、私の前で、ほぼ2時間独壇場で話続けたのですから、このような方は長い人生経験においても、そういません。私の記憶では、例の東広島のKURIさんに続いて二人目ということろでしょうか。

それは、そうでしょう。髪の毛を刈りに来たお客さんを、あの手この手を使って、髪を刈った以上に得した気分にして、また髪の毛を刈りに来たくなる、これを50年以上も続けてきたのですから、これはプロ中のプロの話芸に相当します。

私に言わせれば、市井の落語名人といったところでしょうか、ついつい話がおもしろいので、私も約2時間歓談させていただきました。

それに進歩的な方で、地元の未来像について香港に住む娘さんと協力して積極的な提案も試みられた方でもありました。

また、私の地域を丸ごと研究拠点にするということにも積極的な賛意を示され、その面からも話がよくかみ合いました。

このような方を地元の「職業名士」というのでしょうね。

その2時間が、あっという間に過ぎ、次のように提案させていただきました。

「せっかくですから、我が家のマイクロバブル風呂に入ってみられるのはいかがでしょうか?身体が温まりますよ。このお風呂は、あなたのように来訪された方々に入っていただくためにつくりました」

こういうと、彼女はとても喜ばれ、ゆっくりマイクロバブル風呂を楽しまれたようでした。

つづく

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筆者撮影。