今朝は珍しく朝ごはんを食べる時間がありませんでした。
9時半に東京からお客さんを迎えることになっていましたので、そのつもりでマイクロバブル風呂に入っていました。
そしたら、電話連絡が入り、依頼していた海の試験生物が届けるために、こちらに向かっているというではありませんか。
風呂もすぐに上がり、それから、急遽水槽とマイクロバブル装置の準備をして、なんとか対応することができました。
すでに、海水魚用に水槽が設置されていましたが、そこには、先約としてホゴとオコゼがいましたので、新たに別の海水用の水槽を急遽用意することにしました。
マイクロバブル発生装置も、最適と思われる装置をすでに水耕栽培用に使用していましたので、それを転用することにして、マイクロバブルの出具合を確認してから、試験用サンプルを入れることにしました。
この場合、狭い水槽ですから、試験生物に対してマイクロバブルの量が多すぎてはいけません。その場合は、時間をくぎってマイクロバブルを与えることで十分です。
これから、海水魚と他の生物用と2つのマイクロバブル実験がなされるようになります。この様、少々にぎやかな感じがしてきたようです。
ところで、この水槽の用意をしていて、隣の水槽の魚を見ると、これがとても元気でした。
とくにホゴの方は、網ですくうと飛び跳ねるほどであり、この水槽でも落ち着いて飼えるようになりました。
港のセリで買ってきますので、その際にかなり弱っています。
これをマイクロバブルで再度元気にする、この狙いが実現できそうです。魚たちにも海水マイクロバブルを味合わせた試験を行うことができます。
さて、これらの一連の実験は、地域の海という現地とリンクしています。
その意味で、この第二の研究拠点では、マイクロバブルとの相性実験を行うのが主目的であり、それができれば、現地においてより規模を大きくして実験を行うという計画のもとに進められています。
こうして、第二拠点と第三拠点が結びついていく可能性があり、この実践を通じて「地域に根ざした技術」を探究していくことになります。
2012年の師走になって、いよいよその実験が始まったということでしょうか。新水槽でのマイクロバブルの出具合に、何か重要な力強さを感じた今朝の実験でした。
つづく
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