いよいよ師走らしくなってきました。昨年までですと30日ぐらいまで仕事をし続け、大みそかから正月にかけて年賀状を書くということが定例化していました。

今年は、この師走事情が異なり、比較的ゆっくりと黙考ができる時間が増えているようです。

明日は、大分市で小さな研究例会があり、そこで、「地域に根ざした技術で大分をつくり変える方法」と題して講演を行う予定です。

4月以来、こちらに来て温めてきた課題ですので、それを徐々に膨らませてきました。

大分では、その県庁所在地を除いて、人口が急激に減少し、高齢化が進んでいます。

同時に、農業・漁業を中心にした第一次産業が衰退し、地域の経済的自立が著しく困難になっているところが少なくありません。

農業・漁業におけるかつての活力がなくなり、それを担う人々も少なくなる、この深刻な事態は大分県のみならず全国いたるところでも進行しています。

これまでに、この問題の解決をめぐって、さまざまな検討がなされてきていますが、それらは部分的に留まり、状況を一気に解決する、すなわちブレイクスルーするには至っていません。

その大きな理由のひとつに、地域に根ざすことを可能する、すなわち地域資源を最高度に利用して地域を発展させることを可能にする基本技術の確立がなされていないことがありました。

そこで、マイクロバブル技術を重要な候補として、各地域での具体的な実践を行い、その実績を生みだしてきました。

本講演のシナリオは、その実績を踏まえて練り上げられたものとなりますので、みなさんの反応が、どのように出てくるのかを確かめてみたいと思っています。

つづく