本日は、毎週続けている勉強会の第8回が開催されました。その話題提供者がH君でした。彼によって、この2か月余の農園づくりの中間報告がなされました。

 それによれば、水槽や池で水耕栽培をしようとしている植物の種類は35もありました。

 「とにかく、いろいろなっものを試してみよう、だれもやったことがないのだから、新しい勉強をすることが重要です。少し大変だけど頑張ってみてください」

 こういうと、彼は文字通り「粘り強く」、その作業を遂行し続けました。

 彼が本気で取り組むので、私にもそれが伝播して、その共同作業を毎日行うことが、いつのまにか私の日課となってしまいました。

 「ああしよう、こうしよう」と工夫を考えながら手足を動かすことは非常に健康的で、さわやかそのものです。

 しかし、一方で、素人集団が行っている作業ですので、試行錯誤がどうしても発生してしまいます。

 昨日も、ミニプールの水が漏れていますという報告を受け、その原因を探すことになりました。

 空気でふくらましたプールですので、その形を矯正したときに、何かが起こったのかもしれません。

 締めたはずのねじの緩みで水漏れ、空気調整したはずのマイクロバブル発生装置からマイクロバブルがうまく出ていない。

 すくすくと成長してきた植物への各種対応、水質変化、芽が出てきた植物の移動などなど、思わぬことがいくつも発生しますので、H君もその対応に追われて、結構大変です。

 「毎日、世話が大変ですね」

 勉強会のメンバーの一人が、こういいました。

 「そうですね。でも結構楽しいですよ!」

 このように、H君が堂々と人前でいえるようになったことは、とてもすばらしいことです。

 彼が育てた35種類の植物の生育状況ですが、その3割が順調に成長、残りにおいては、いまだ識別ができない、明らかにうまくいかなかったといったところでしょうか。

 成功も失敗も貴重な経験といえますが、なによりも貴重なことは、彼自身がすくすくと成長していることです。

 今回の勉強会では、その成果の後も垣間見ることができたようでした。

 こうなると、私たちが実験したのは、植物35と動物(人間)1ということになりますね。

 これからも、おもしろいことをまじめに(徹底的にやる)取り組むことが必要ですね。教え子のMさん、いかがでしょうか?

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