今朝は、緑地公園のなかを歩いてみました。この梅雨のおかげで、土から生えた雑草が驚くほどよく成長していました。これを雨の恵みというのでしょうか、植物にとっては、よい季節がやってきたことになります。

 一方で雨が降りすぎて災害が起こる日本列島ですが、一方で、雨の恵みで「緑の国土」が形成される、これももう一つの重要な事実であり、この両面をしっかり観ることが大切です。

 本日は、長雨が止み、しばしの晴れ間がありましたので、H農園の最大の水槽(図書館の前の池の水槽、約10㎡)のマイクロバブル発生装置の点検を行いました。

 少し出が悪く、しかも下の池の水をくみ上げながらマイクロバブルを発生させていましたので、これを取りやめ、装置を新しいものと入れ替え、さらに、マイクロバブル水槽のみで循環する方式に切り替えることにしました。

 その取り替えには、いくつかの理由がありました。その中で、最大のものは、池の隣にある花壇で、学生たちが「ひまわり」を植えたみたいで、それと池の「ひまわり」が、いやがおうにも比較されるようになってきたことにありました。

 「H君、土に植えられたひまわりの方が成長していて、今の時点では、こちら(水耕)の方が完全に負けていますね。これを何とか逆転しないといけませんね」

 こういっても、H園長はうなずくばかりで、その余裕に、今度は私の方が少々焦りを覚えるようになりました。

 「土には負けたくない」

 どうやら、この思いは、私の方がより強かったようで、これが装置取り替えの動機になりました。

 装置をより強力にし、マイクロバブルの発生量も増やして、それを植物生育水槽内により多く漂うようにしました。

 それから一日が経過し、わずかですが、確かな変化が起こり始めました。

 その第1は、すくっと植物たちが立ち始めたことでした。これがマイクロバブル栽培の特徴であり、そのことを改めて確認させていただきました。

 第2は、水の輝きが変化し始めたことでした。これもわずかな変化といえば変化なのですが、この輝きは、かつて見慣れた様であり、それを再び確認させていただいたことになりました。

 このように、マイクロバブルの発生状況によって微妙な変化が起きるのですが、それらは実体験を重ねてみて初めて理解できるようになることであるように思われます。

 また、水槽内には数個のホテイアオイも浮かべているのですが、これが急成長し始めています。なにせ、同じように栽培して最後には、その背丈が1mにもなったことがありますので、これも重要な注目点といえます。

 現在は、横に広がることが主のようですが、しかし、それでも、この1日で、それぞれが立ちあがり始めたようで、これからが楽しみです。

 さらに、このホテイアオイの隣には、新たに芽生えたクレソンの群生があります。

 通常は、夏で終わりのクレソンですが、それが早くも芽生え直して、今度は、その成長期に入ったということになり、これからどうなるのか、これも「ゆかい」に育てていきたいと思います。 

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