イチロー選手が活躍されています。昨日は2安打、本日は1安打という報道がなされていました。しかし、かつて打った安打が取り消されたそうで、1安打分、振り出しに戻されたようです。

 しかし、イチローのことですから、この逆境を跳ね返していくのだと思います。鬼太郎であれば、不調になっても、そばでお父さんが励ましてくれるですが、彼の場合は、そうもいきません。

 さて、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」がおもしろくなってきました。最近は、「鬼太郎物語」に続いての第二の山場、「総員玉砕せよ!」の話が展開されています。

 「ズンケン隊」と呼ばれた部隊が、全員玉砕するために、敵に切り込むという伝令が発せられました。それが、先に伝えられ、それが「誉れある行為」として、全軍に伝えられたのだそうです。

 この突撃、玉砕命令は、あまりにも無謀でしたので、それに参加しない兵隊やからくも生き残った兵士もいて、合計で100名以上の兵士たちが生き残っていたそうです。

 しかし、その後も、彼らは、生きていてはいけない兵士として扱われ、戦闘があれば玉砕要員とされていたというのです。

 このとき、水木さんは、左手をなくしていたので、無戦闘兵士として後方部隊にいたそうですが、その左手を無くしたことが自分の命を救うことになったと仰られていました。

 そのテレビのなかで、主人公の水木しげるが、しみじみと語る次のシーンが心に残りました。

 「何事においても、前に進むという強い意思が重要である。工夫して考え、腕が一本であろうと二本であろうと、きちんと仕事ができるようにならなければならない」

 敗戦で日本に帰ってきてからの二十数年間、右手一本で漫画を書き続けてきた水木さんならではの迫力ある言葉だと思いました。

 漫画家ですから、まず、どのような漫画を書くかを考え、それを工夫して、知恵をあみだし、それを絵として描いていくのですから、そのアイデアが勝負となる「知的作業」、そのものといえます。

 この作業、どこか私たちの仕事とも似たところがありますが、その厳しさにおいては、かなりの違いがあります。漫画家の場合、その漫画が読まれて売れなければ、その時点でたちまち収入がなくなってしまいます。

 その意味で、漫画を書くことは、漫画家同士の「戦い」ともいえ、その戦いを生き抜く、アイデアが求められているのだと思います。

 私たちにとっても、学ぶべき点が少なくない漫画家の「戦い」といえますが、それはイチローも同じですね。

  両者を合わせると、「ゲゲゲのイチロー」となりますが、ここは「怪力」を発揮していただきたいですね。

 がんばれ、「ゲゲゲのイチロー!」

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