マイクロバブル技術に関するパネル討論会における話題提供者の2番手は、高知高専の秦隆志先生です。

先生のご専門は、生物工学であり、微生物を操ることを得意とされています。先生のマイクロバブルと微生物との関係をめぐる研究は長く、これにおいては最先端の成果を修められていて、それらが注目を集めています。

さて、今回の先生の話題提供の題目は、「マイクロバブルを用いた環境配慮型微生物制御」です。

これまでの先生の研究において、マイクロバブルは微生物の増殖や抑制に重要な影響を与えることが判明しています。

また、酒造りには微生物が重要な役割を果たしますので、これとの関係がどのように融合していくのか、この問題を明らかにしていくことにも小さくない意味があるように思われます。

それらを踏まえ、どのような話題提供がなされるのか、とても楽しみです。

パネル討論会における話題提供の3番手は私です。私の題目は、「未来材料としてのマイクロバブルの可能性を探る」とさせていただきましたが、前の2つの話題提供を踏まえることが重要だと思っています。

まず、日本酒「錦」が世界一、日本一を、なぜ獲得したのか、そして、その基礎にある物理化学的特性は何かなど、興味が尽きない問題がいくつもありますので、これらになんとか切り込んでいきたいと思っています。

周知のように、酒造りにおいては、アルコール分と水の相互関係が重要です。これらの関係を明らかにすること、さらには、それらを混合するマイクロバブル技術の問題を考察する必要があるのではないでしょうか。

また、酒造りにおける微生物制御、これは酒の香りやコクを出すのに決め手となる重要な要素になると思われますので、これを実際にどうするのかについて何か手掛かりがつかめるとよいですね。

当日は、事務局からの要請もあり、いわむらもみじ屋のもみじ饅頭も用意し、みなさんに試食をしていただくことになりました。もみじ饅頭の餡や皮の味に、マイクロバブルがどのように貢献しているか、それらを実際に試していただきます。

これで、岩村さんがこだわった味を確かめていただけると思います。

それから、これらの酒造り、微生物制御、食品づくりの基礎には、水の問題があることについても触れさせていただくことにします。

マイクロバブル技術をしっかり確立するには、その基本からの解明と構築が重要です。この観点から上記の問題に切り込んでいければと思っています。

また、これらの話題提供を終えた後に、徹底討論を行う時間が約40分間設けられています。参加者の質問を受けながら、その応答と討議を行う楽しい時間帯です。

おそらく、多彩な質問が出され、楽しい展開がなされる一時となるでしょう。

これらは、お酒業界、お菓子業界のみならず、ほかの業界のみなさんにとっても、非常に有益な議論になるのではないかと思っています。

いずれにしても、どこまで話が弾んでいくのか、とても楽しみですね(つづく)。

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