いよいよ明日は、第3回の「フォーラム」が開催されます。私も講演を行いますが、例によって、いまだその準備ができていません。

いつもの悪い癖で、直前にならないと準備をしないので、今夜はどうなることやらと思っています。

さて、みなさんのご努力で、フォーラム会場は、始まって以来の盛況を迎えることになるかもしれないと思って、少々落ち着きません。

地元の会社や市民のみなさんが多数参加していただくことになったからです。中国地区の高専の先生方も多数参加されますので、それだけ広がりを持った取り組みになりました。

そこで、私の方もなんとか盛り上げようと、必死で考え、いわむらもみじ屋のマイクロバブルもみじ饅頭のコシ餡80個、粒餡80個を用意させていただきました。

もちろん、みなさんに試食していただくためのものです。

それから、日本酒の「錦」、これは、講演の最中に飲んでいただくことはできませんので遠慮させていただきました。

しかし、饅頭を食べると、のどが渇きますので、ついでにではありませんが、ご希望の方に、マイクロバブルの水も試飲していただくことになりました。

これで、饅頭と水がよく合うことを味わっていただけるのではないかと思います。

この試食と試飲を終えてからは、ぐっとみなさんがマイクロバブルに接近するのではないかと思っています。

なにせ、自らの舌でマイクロバブルを味わい、体感できるのですから、これはとてもよい方法といえます。

なぜ、お酒や饅頭が美味しくなるのか、それに微生物はどのような役割を果たすのか、さらには、もっと基本的で根源的な理由はあるのか、これらが議論されることになります。

そして、マイクロバブルがみなさんの生活の中に入っていく糸口が少し切り拓かれていきます。

じつは、この瞬間が一番面白いのですが、「しずけさや 岩にしみいる せみの声」を基本にしますと、「おいしさが 菓子にしみいる マイクロバブル」とでもいえるのではないかと思っています。

同時に、参加された大勢の方々がマイクロバブルに関する正しい知識を理解されることになります。

こうして大衆の皆様方の頭の中に、正しいマイクロバブルの知識が浸み入っていくのです。

熊本(11月5日)、東京(11月9日)、につづいて、明日は、その第3弾です。この3年間の成果の蓄積を踏まえ、マイクロバブルの新しい技術開発の内容が披露されることになります。

高専で切り拓かれたマイクロバブル技術が、高専で披露される記念すべきフォーラムとなることができれば真に幸いに思います。

これを契機に、高専が地域に対して高専らしい力を発揮していく、すなわち、「地域力」を増していく、このことが何よりも大切であるように思われます。

その意味で、明日のために、今夜は、いつもよりことさら「頑張り時ではないか」と思っています。

MR900344451