地元でのフォーラムにつづいて、高知での「元気プロジェクト」があり、ハイライトな取り組みとなりました。

それらを終え、少し振り返る余裕がでてきました。そのせいでしょうか、昨日は、久しぶりに本屋に出かけ、読みたい本を探す楽しみを味わいました。

本は読みたいものを探す、これが一番よいことなのですが、読みたい本が多すぎるとかえって困ります。

久しぶりの本屋ですから、それがたくさんあり、何を買うかで迷いに迷いました。それでも、最後には、4冊か7冊にするかで迷い、懐具合とも相談して、結局4冊に留まりました。

しかし、その4冊の中には、お目当ての本が入っていなかったので、今、アマゾンで、その本を含めて3冊を再購入したところです。

これでしばらくは大丈夫ですが、よい本に出会うと何か得した気分になります。そして、わずか1000円、2000円で、新しい知識満載の本が買えるのですから、いつも、これだったら安いものだと思うことにして買わせていただいております。

さて、先月のフォーラムは、3年ぶりの発表活動の第3弾、そして元気プロジェクトが第4弾であり、それらを踏まえると徐々に、その成果が広がり始めています。

やはり、活動を展開することが確実に広がりを見せるというステップに結び付いているようです。これから、来年にかけて、この流れを強めていきますので、みなさんもよろしくお願いいたします。

先日も、第2弾の東京講演を聞かれた企業の方が、より詳しい内容を聞きたいと訪ねて来られました。何やら、トップの方から、「絶対に大事なことを聞いてこい、ものにして来い」といわれたそうです。

こうなると、講演の成果がそのような思いや判断に結び付いたことになりますので、そのかいがあったということになります。

先日の第3弾のフォーラムにおいても、実際に試してみたいという方も出てきましたので、これも次のステップに足を踏み入れる話になりそうです。

それから、何よりも、「フォーラムと元気プロジェクト」を通じて、私自身が長岡技術科学大学の新原先生から強烈な影響を受け、本質的な変化を遂げることができました。

人には、わずかな一言、これが効く場合があります。私も、何気ない先生の一言で、頭を殴られたような気分になり、「これは変わらなければならない」と思い知りました。

そして、新原先生が強調され、参加者の思いの中に浸み込んでいったことは、「人には限界がない」という言葉でした。

人は、どこかで自分に都合よく、ここまでしかできない、この辺で十分だという思いを抱きがちですが、それではだめだということがよくわかりました。

思いを遂げるということは、そのように甘いものではないことをふかく理解させていただきました。そこで、マイクロバブルの限界をどこまでも押し広げていくことが大切だと思うようになりました。

もう一つの重要な成果は、高専と技術科学大学の連携の発展方法を双方が学習し始めたことでした。

その意味で、この2つのイベントには重要な意義があり、その様は、丁度貯められた水が堰を切って流れ始めることによく似ているなと思いました。

水が堰を切って流れ始めると、もうそれを止めることはできません。いくら止めようとしても、次から次に流れてくるのですから、これはどうしようもありません。

じつをいうと、この堰を切る前後の瞬間が一番楽しくて、「そうか、ようやくここまで来たか!」、このように思うことに一番の喜びを感じることができます。

歴史的には、薩長同盟が成り立ち、大政奉還へと流れていく様子とやや似ているような気がしています。

この予感が正しいのかどうかは、すこし時間が経ちますと誰の目にも明らかになってきますので、それを待てばよいだけのことなのです。

私は、1976年に高専に赴任しましたので、この堰を切る現象は、今日まで、34年間待ち続けてきたことでもあります。

さて、この流れ、どのように、これから流れの幅や勢いを増していくのか、とても楽しみです。

ガンダムの主題歌のように、「行けよ、行けよ、行けよ!」、これから、このように思わず囁く時が多くなるのかもしれませんね。

師走を迎え、2つのイベントの意味を「やさしく」、そして「ふかく」考え、「おもしろくゆかい」になることができました。

ということで、昨日買った本のなかには、「ふふふ」の続編である「ふふふふ」がありました。これからは、「ふふふ」ではなく、「ふふふふ」でいきたいですね。

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