師走を迎え、少しあわただしくなって、私もいつのまにか走り始めています。

忙しい世相ですから、その忙しさに慣れてしまっているこのごろですので、それに加えて、「あなたならどうする?」といわれると、ますます忙しくなってしまいそうです。

そして、もうすぐ「年の瀬」ですので、来年のカレンダーが届き始めています。ご厚意で送付いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。

とくに、その中には、ロッキー田中さんのご友人のMさんから送られてきた「ときめきの富士」と題したカレンダー3つがありました。まず、その「表紙」のすばらしさに感動しました。

この雲海の上にそびえる青い富士山、さらには、その上にさんさんと輝く太陽を見ているだけで、「来るべき2011年はすばらしいものになりそうだ」という思いが湧いてきました。

また、いつものように、カレンダーの後ろには、直筆の「感謝無限大」という書がありました。さらに、季節ごとの富士山写真のすばらしさにも感激しました。

なぜなら、その一枚一枚の写真のベストスポット、ベストタイムが、この写真家によってしか撮れないと思うほどに、これは平たくいえば、「二度と撮れない」と思えるほどの写真ばかりだったからです。

私も、若い頃には、それこそ「カメラ1台で写真を撮る」というスタイルで研究をしていましたので、「これは、もう二度と撮れない写真である」と思う撮影を何度もしたことがあります。

ですから、少しは、もう二度と撮れない写真を撮るための田中さんの気持ちを理解することができます。

それだけ、「真剣勝負をして、忍耐強く、粘って粘って、さらに、鋭く、大きな直観を生かして富士山に立ち向かっている」のだと思います。

これが、写真に乗り移って、私たちを感動させているのだと思います。

田中さんとMさん、ほんとうにありがとうございました。

おかげで、この数々の写真に、相当な勇気と元気をいただくことができました。

できるかどうかはわかりませんが、来るべき新年は、この富士山の雄姿にふさわしい仕事ができるようになれるとように、少しでも近づいていきたいという思いを抱かせていただきました。

それにしても、雲海に浮かぶ青い富士山、そして、その頭上の柔らかな輝きを魅せた太陽、これは何なんでしょうかね。それを「ときめきの富士山」に聞いてみたいほどです。

このすばらしい光景が、来るべき新年を待たずして、私の心のなかには、深く、そしてしっかりと刻まれていっているような気がしています。 

こんなことを考える「師走」になっています。風邪がはやっているようです。みなさま、お身体を大切に、この師走もバトンを落とさないように走り続けてください。

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