彼との議論の核心の問題に戻りますが、一番大切なことは、若手が、実際に、どのようにして成長するのか、そのために何をすればよいか、ここが焦点の問題だったのではないかと思います。
かつて、この問題に関しては、いろいろな方々と心を開いての議論をしたことがありました。そのなかには、私の意見が心に沁みたのでしょうか、話の途中から涙を流されそうになった方もおられました。
もちろん、「それだけ、私のことを真剣に考えてくださっているのか」と思い、私自身が、その涙の当事者になったこともありました。
いくら、今日において世相が、そして仕事が厳しいからといって、そこで若手がたくましく成長しなければ、その国も社会も、そして職場の未来はなくなりますので、若手が、その壁を自ら乗り越え、「ブレイクスルー」していくことはとても重要なことです。
しかし、かつての私がそうであったように、若手がたくましく、そして確実に成長していくには、それにふさわしい実践が必要となります。
とくに、自分の与えられた環境に閉じこもることなく、積極的に外に出て刺激を受け、それをたくましく自分の中に血肉化していくことがとても重要なのです。
しかし、そのことが若手がゆえに、よく理解できない、中途半端な理解に留まることが少なくないということもありがちなことだと思います。
「どうしようか?」
友人からは、私の研究において、その基本的な路線を転換したほうがよいとの真摯な忠告を受けて、大きく動揺したこともありましたが、今から思えば、それも重要な意味があったように思います。。
おそらく、その若手には、そのような類の意見や示唆を受けたことが、その心の奥底に何か残っていたのでしょう。
それが、その訪問であったのではないかと思います。
「そうですか、お互いに忙しいけど、できる範囲で、可能な範囲で、まじめに意見交換をしていきましょうか」
ということで、なんとか話がまとまったようで、よかったなと思いました。
これで、虎屋の羊羹の味が二重、三重に美味しく、深くなるのではないかと思いました。
マイクロバブル水でとっておきの紅茶を飲みながら、この羊羹をいただくことができれば最高ですね。
太陽がだいぶ上がってきました。どうやら、本日は、予想通りの暖かい冬の一日になることは間違いなさそうです。
おかげで、すっかり指が冷えてしまいました。
コメント