それにしても、その日は不思議な経験をしました。3人が同じところ何回も探して見つからなかったのはなぜであろうか?
そのことをずっと考え続けていました。
それが見つからなかった理由は、その探し物が奥の方に入ってしまっていたからでした。
問題は、それがなぜ奥まったところまで入って行ってしまったかにありました。
そして、その推論の行き着いた先は、「風であろう」ということに落ち着きました。
風が壁に当たり、その風が壁沿いに下がり、地上に降りて狭い空間を吹き抜けることによって、徐々に徐々に奥の方に運んで行ったのではないかと思いました。
ついでですから、この推論が正しいかどうか、今度実験をしてみようと思いつきました。
それにしても、予期せぬ出来事は続いて起こるものですね。
じつは、先日も夏の台風時にも飛ばなかったビニールシートが風で飛んだことがありました。
その前日まで、それがなんともないことを確認していたものですから、なぜそれが起きたのか、これがとても不思議で気になっていました。
そして、その原因は、ビニールシートが低温で縮み、そのために重しからシートが外れ、それが風であおられて飛んだことにあることが明らかになりました。
この低温でシートが縮むことが「予期せぬことだった」のです。真によい勉強をさせていただきました。
「予期せぬものを期待しない限り、決して真実を見つけることはできない」
ヘラクレイトス(ギリシャの哲学者)
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