久しぶりに、暖かい陽光のなかで、晴れた冬の一時を過ごしました。そろそろ、寒さも峠を越えつつあるのでしょうか。

新しい年になって、いろいろなことが目まぐるしく通り過ぎています。これも時勢でしょうか、いろいろなものが急いては流れていってしまっているようです。

それゆえでしょうか。よくない方向に変わるよりは、変わらない方がかえってよいという場合もあるようです。

もちろん、よい方向に常に変わっていくことが大切なのですが、その場合には、普通の数倍も努力が必要なようで、混迷度が深まると、それだけのものが要求されるのも、世の常なのでしょう。

いずれにしても、皮相的で、深さのないものは、すぐに衰退し、滅びていく世の中のようです。

昨日のテレビの大型番組でも著名な経済評論家が、日本のことをA~Dの4ランクに分けるとすると「C」という評価を下していました。

かつてのBからCへの転落、これが起きたといっていました。

この指摘は、技術力で世界第2位を維持しながら、肝心の産業競争力においては世界第27位に低迷している、この日本の現実とも符合します。

いまだ多くの方々が、「わが国は先進国である」と思っていますが、この評論家の指摘は、まちがっていないようです。

併せて、大学生の就職内定率が56.7%(NHK報道)、60%代というショッキングな数字が報じられました。

これも、通常の先進国では考えられないことです。せっかく育て上げた最高の教育機関を卒業した若者の多くが就活に明け暮れても、就職できないという現実は相当な深刻さを伴うものといえます。

これは、企業や社会が日本の若者を育てるという責任を、ある意味で忘れ始めた現象であるとも考えられることから、それを看過することはできません。

また、これは、以下の課題が提示されたことを示唆しているとも思われます。

①企業や社会の中の問題を解決し、活躍できる若者を育てるにはどうすればよいか?

②国際競争力、産業競争力で世界のトップクラスになる企業や技術者をいかに育て上げるか?

③地域に残された高齢者をいかに活躍できる人材に変えていくか?

④これらを可能とする回転軸になる「未来技術」をいかに創造していくか?

これらに関連して、マイクロバブル技術の果たすべき役割は少なくないようです。

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