マイクロバブル技術が、国内だけでなく、海外にも徐々に広がり始めた、これが現在の状況です。

先日も、アメリカの有名大学の教授からマイクロバブルについての論文内の引用の連絡を受けました。どうやら、地球温暖化を防止する有効な手段としてマイクロバブルのことを考えられているようでした。

すでに述べてきたように、無限に近い広がりを有し、しかも国内外での普及浸透が開始されていますので、その先々で、マイクロバブルの真価が問われ、同時に成功の可否が生まれるのです。

当然のことながら、それが成功の場合には、さらに広く、そしてふかく浸透し、逆に失敗の場合には、その場で投げ捨てられるのです。

世の中には、マイクロバブルの機能が優れているあまりに、なんでもできるように宣伝・流布する方がおられるようですが、このような場合にはたいがい失敗し、長くは維持されない、いわゆる「うたかたの泡」のように、短い寿命で消え去っていくのです。

その意味で、マイクロバブル技術は、珍しいものとしての普及の時代は終わり、それが試される時代に突入しているのです。

当然のことながら、その際には、どのような物理化学的特性を有したマイクロバブルであるか、そしてどのように優れた機能性が発揮されるか、そのことが真に問われるようになっているのです。

そして、それらを決定づけるマイクロバブルの発生装置にも優劣や向き不向きが出てくるのであり、それらがより厳密に比較検討されることも避けられないことのように思われます。

さて、もうひとつの重要な要素は、マイクロバブル自身がより本質的な特性や機能を発揮できるか、そのことが、今後数年でしぼんでしまうのか、それとも長く生きつづけるのか、これがより鋭く問われることにあります。

その本質とは、マイクロバブルの科学においては、その物理化学的特性に関してよりふかく解明できるかどうか、また、マイクロバブルの技術のおいては、優れた機能性を発揮し、その適用の目標を十分に達成できるかどうかにかかっています。

そこで、その本質を見出す、これはどのようにしたら実現可能になるのでしょうか。そのことをマイクロバブルの溶解現象についてよりふかく考えてみることにしましょう(つづく)。

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