久しぶりに身内で小旅行に出かけました。出発は、7時20分発の周防灘フェリーで大分県竹田津行きに乗りました。

天気は快晴、波もなく静かで快適な航海となりました。途中、電波事情が少し悪かったのですが、最近配備したスカイプというテレビ電話で海上から通信を実現、世の中は大変便利になりました。

陽光の中9時に竹田津に到着、港から左折して国東へと向かいました。

しばらくして、道の駅「くにみ」があり、そこに寄りました。本日は、新鮮なイチゴが店頭にたくさん並んでいましたが、それがどんどん買われていましたので、私たちも一箱700円のものを2つ買いました。

甘くて格安、私の地元のスーパーで買う値段の半額ぐらいで、しかも味が抜群ですから、いつもと違ってたっぷりとイチゴの味を楽しむことができました。さすが、豊の国のイチゴでした。

それから、一路大分空港へ。中を拝見したことが一度もなく、今後のためにと内部の見聞を広めておこうと思っていました。

空港ロビーの1階は搭乗手続きボックスがあり、2階は出発ロビーとお土産品展、そこではカレイの握り鮨弁当を勧められました。最近は、御当地で有名な「城下カレイ」がなかなか獲れなくなり、マコガレイを使っているとのことでした。

3階はレストラン、せっかく来たのだからと、御当地名物のメニューがあるレストランに入り、やせ馬と鳥の唐揚げを注文しました。やせ馬とは、小麦粉をこねてひも状にし、それをゆでたものに黄な粉をまぶして食べるもので、子どものころにはよく食べました。

それから、鳥の唐揚げもよく食べました。九州地区の鳥の唐揚げは非常においしく、高校時代の弁当にこれが入っていると大変なご馳走だと喜んだものです。

このレストランの看板メニューの一つが、この唐揚げでしたので、さぞかしおいしいのだろうと注文したわけですが、これが家族には評判がよく、あっというまに無くなってしまい、とうとうひとつも食べることはできずに残念でした。

こうして空港見学を終えましたが、大分県としては東京へ短時間で行けるルートとして、この空港に,非常に力を入れていることがよく理解できました。

この空港を離れる時に,そのそばに直売所がありました。きっと珍しいものがあるに違いないと思い、少し立ち寄りました。

ここで見つけたのが、「紫蘇の実のしょうゆ漬け」と「石垣もち」でした。

前者は、これがあるといくらでもご飯が食べられるもので、子どものころにいとこと一緒になってご飯を10杯食べたこともありました。

それから、後者は、「芋もち」ともいわれ、練った小麦粉にさつまいもをいれて蒸かした餅状のものであり、昔懐かしい食べ物でした。

さっそく、これらを買い求め、空港周辺を少し散歩してみました。まず、大きな工場として大分キャノンがありました。この周囲には、少なくない住宅やアパートがありましたが、今は、その大半が空き家になっているようで、ここにも光と影が存在していました。

それから、少し南下して杵築へ、ここで大分湾と伊予灘を見たくなり、高台に上ってみようということになりました。

くねくねと車で約20分すると、その頂にでました。ここで驚いたのは、こんな山の頂上近くにも民家がいくつもあり、生活をなされていることでした。

なかでも、一際目立ったのは、その最も高いところに、白い二階建ての立派な洋風の屋敷でした。その広い庭では、掃除と庭の整備ための女性が二人働いていました。

これは、きっとお金持ちの別荘かもしれないと思いました。このように山の上で、はるか伊予灘を見ながら生活をしている方は、どんな方かと、その帰りの車中で想像させていただきました(つづく)。

MR900425335