朝早く起きて、急ぎの仕事し、その合間にメール対応もこなし、新幹線の光レールスターに乗り込みました。

天気は快晴、真夏のような暑さでした。このところ、新幹線で出かけることがやや減ってきて、それだけ旅日記を書く機会がありませんでした。

予定の乗車時間が迫っていたので、急いで切符を買い、プラットフォームまでいくと、その時間を間違えていたようで、なんだか得をした気分になって、ベンチに座って、さっそく講演の準備をすることにしました。

「さて、今日は、どのような話のあらすじにしようか?」

この「あらすじ」を決めることが重要です。そのために、過去の講演スライドを探し、どんな講演をしてきたかの知識をインプットしていきます。

列車がプラットフォームに入ってきましたので、ここで一時中断。新幹線のなかには、いつののように、アリナミンVVとむすび2個、お茶を持ちこんで、これで準備OK、

乗客は少なく、静かな車両内で講演の準備を再開しました。

「これから、岡山まで行って、そこで乗り換える。その岡山までが勝負なので、急いで準備を進めることにしよう」

そこで、訪問先から要望がきていたことを思い出し、それを基本に「あらすじ」を考えることにしました。

その要望の第1は、マイクロバブルの定義から始まり、その基本的な特性を説明することでした。

前者においては、「マイクロバブル」と「ナノバブル」の区別の問題があります。私は、マイクロバブルの優れた物理化学的特性を調べれば調べるほど、マイクロバブルの重要性がより明確になっています。

これに対し、ナノバブルについては、そこから重要な特性を見出すことはなかなか難しいことが続いています。

そのことを含めて、ことさら、ナノバブルのことをことさら強調することは必要ないと思っています。

その理由を簡単に述べておきましょう。

ほとんどのマイクロバブルが収縮して小さくなり、最後には消えて溶解していきます。この過程において、マイクロバブルが収集してナノサイズの気泡になることが、ほんの一瞬において実現されます。このマイクロバブルがなければ、ナノバブルにはなることはできないのです。

このマイクロバブルの新しい世界、これを見出すことがマイクロバブル研究の中心課題であり、その一端を紹介することにしました。

その次は、マイクロバブル技術による応用編、これまでにも多様で多彩な成果が生まれていて、その大半が吃驚現象として出現することに特徴があります。

これらを紹介して、ますますマイクロバブルの理解を深める、これが大切だと思いました。

最後は、事前に寄せられた質問にも答えられるようにして、これで、そのあらすじはできあがりました。

今度は、それに従って、スライドの順番を決める作業に入りますが、これを忙しく、それこそせわしく進めます。すでに岡山に到着する時間が迫っていました。

そして、あっという間に岡山着、ここで乗り換えて、次の駅へ向かいました。ここからは、少し余裕が生まれて、最後の調整をして、目的地に到着する数分前には、その準備を終了させることができました。

ここで、直前まで慌てて準備をしていたことを忘れさせ、それこそ余裕を持ってきた顔つきになって、迎えにきた方々に笑顔で接する、これがいつものパターンであり、今回もそのようになりました(つづく)。

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