有明海の浜に、あっというような驚くべきこと、すなわち吃驚現象がおきました。それは、浜中に岩ガキの大群が現れたことでした。

かつて、そんなことは一度もない、というのが地元の漁師の方々の言い分であり、それこそ驚きとふしぎで迎えられた現象でした。

砂浜にすみついていた少しの岩ガキが産卵を促し、子孫を広げるために起こした現象と考えられますが、それはそれは壮大な光景であり、数百メートルにわたって、この岩ガキが石やコンクーリートに張り付いている様を目のあたりにして驚きと感動を覚えました。

このとき、肝心のタイラギは十分に成長したのですが、それがある日、心ないだれかによって持っていかれたそうで、真に残念な結果となってしまいました。

しかし、予想外の岩ガキの大群の発生しによって、マイクロバブルによる海の浄化と浜の蘇生が可能であることが明らかになりました。

その後、この経験は、地元の浄水場の池の浄化や宍道湖におけるシジミの再生実験、F県の池の浄化などにも役立ち、マイクロバブル技術の可能性をさらに大きく広げることができました。

これらの一連の取り組みを振り返りますと、装置の小型化と、それらを組み合わせたシステムの大型化による広範囲の水環境の浄化を行ってきたことに重要な特徴がありました。

またその都度、マイクロバブルの生物活性作用を利用した水質浄化と水環境の蘇生が実現されるという貴重な成果を得ることができました。

やや、その前置きが長くなってしまいましたが、これらの成果を東日本大震災支援プログラムに活かすこと、これが、その申請において、もっとも強調し、アピールしたかったことのひとつでもありました。

ここには、現場において、それこそ海風にさらされ、そして鍛えられ、マイクロバブル技術が立派に育っていった姿があり、これこそ、東日本大震災の災禍に立ち向かえるものではないか、このように考えるようになっていきました。

さて、先日のブログで、今回の東日本大震災支援プログラムには全部で124件の応募があり、その中から候補に選ばれたという報告を聞き、それを受けて調査員がわざわざ事前調査にきたことを紹介しました。

その後、この候補が正式の採択に結び付くとよいなと思っていましたが、内心どうなるのであろうかと思案を始めたところに、今度は、別の「問い合わせ」が入ってきました。

どうも、この調査員とは違う別の部署の方からの連絡のようでした(つづく)。

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