これまでに、「東日本大震災支援の春」、「東日本大震災支援の夏」というシリーズを連載してきました。今日からは、その三部作目に入ります。

いよいよ、このシリーズも1200回記念を少し先取りし、これから本番の「旅日記」を書かせていただくことにします。

昨日、地元テレビの報道部のKさんから電話がかかってきました。

「あす(18日)の放送が決まりましたので、午後6時15分からの番組です。先日、現地で取材させていただいた震災特集です」

「ご連絡、ありがとうございます。先日の岩手県の現地取材のものですね。楽しみにしております」

まじめで誠実なKさんからの連絡でした。じつは、彼からの電話があったのは先月中旬でした。

2日後に岩手の震災地に取材に行くことになったので、「明日、インタビューに応じていただけないか」という申し入れがありました。

丁度、フジテレビの担当者から、これも明日放送するから、映像はないですかという問い合わせがあり、これであたふたしていましたので、それを受ける余裕がありませんでしたした。

「明日は、予定もあり、難しいのですが、私も再来週から、現地に行きますので、その時はいかがですか?現地での取材でしたら可能です」

こういうと、Kさんは、とても喜ばれて、岩手県の現地で面会することになりました。

その後、別のメンバーが研究室にも来られ、このインタビューを受けての岩手県行きとなりました。

そして、先月のある晴れた日に、地震と大津波で壊滅的打撃を受けた現地で取材を受けました。

現地の漁師、漁師組織、市役所のみなさまとの協議を終えた後のことでした。

「これから、約1カ月後に、この場所で実験が始まる、マイクロバブルが被災者のみなさまや海の蘇生に役立つかどうか、そのことが、かつてない規模で試される」

こう思いながら、静かな水面を眺めていました。

「これから、準備が忙しくなりそうだ!」(つづく)

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この小島が、手前の海岸において津波の襲来を軽減させた。対岸には、壊滅的破壊を旧市街が見える。