本日夕方、特大型段ボール箱14個を含む20個の荷物の運送を済ませました。これで、今度は私たちが陸奥の岩手に出かける番になります。

それまでに途中で壊れることなく無事に到着してくれればよいと願うばかりです。

さて、旅立ちの前は、なにかといろいろな仕事が立て込みます。

今回は、現地での実装装置の製作と運送があり、これに加ええて明日に備えてのJST岩手での講演会と翌日の講演会、さらには、来月4日のシンポジウムの準備、sらには、各種マスコミ対応も加わって、それこそ真ににぎやかな状況となりました。

「もう可能なことを、ひとつひとつ、自然にこなしていくしかない!」

こう思いながら、夜遅くまで準備をしました。

「いよいよ、明日から、陸奥へと再び旅立ちます。思えば、この数カ月、この問題にかかるいっきりになり、めまぐるしい日々を過ごすことになりました。

これも東日本大震災の復興支援に取り組むことが重要な契機となりました」

これを映画「七人の侍」にたとえますと、現在は、近いうちに襲来してくる野盗をどう撃退するか、その作戦を練っているところと同じではないかと思います。

敵は、四方からやってくる可能性があるので、その三方に防御策を設け、人員も配置しする、残りの一つを侵入させやすくして、ここを主に戦うことにする、これが見事にあたり、盗賊たちを見事に撃退していくのです。

これは、主人公の島田勘兵衛の知略に長けた作戦によるものであり、ここで、あの壮絶な戦いの基本構図が出来上がり、これが最後まで貫かれていきます。

何事も、基本的な作戦のシナリオづくりが大切であり、これを動揺させると、すべてが狂ってしまうことになります。

今回の東日本大震災支援のプログラムにおける基本作戦は、マイクロバブル技術を適用することにあります。

この技術を用いることを貫き通す、ここを揺るがしてはいけません。

「もはや、あれこれ考えるよりも、マイクロバブルに頼るしかない」

「広島湾で、そして北海道噴火湾、三重県英虞湾で、いつも、このように考えてきたのですが、今回も、それでいくしかない」

こう思いながら、準備を進め、そのために深夜になってしまい、あわててマイクロバブル風呂に入り、旅立ちに備えた体力確保を行うことにしました。

お風呂で気持ち良くなりながら、これからのことをいろいろと考えてみました。

「現場での実装の前後に2つの講演が挟まれてある、このパターンは珍しい、初めてのことかもしれない。いろいろと忙しくなりそうだが、それも天が与えた試練と思うしかない。この天の時には、この試練とチャンスの両方が同居している」

こう思いながら、その心地よさにうっとりとなり、いつの間にか風呂の中で居眠りをしていました(つづく)。