本日は、一路、岩手県盛岡へ、日本列島を縦断する長い旅路です。朝一番で家を出て、その旅を開始しました。

例によって、目的地に着くまでは、そこでの講演の準備を行います。すでに、送付している講演原稿を再考し、新たに練り直す作業を繰り返すのです。

いつのまにか、この作業が定着し、講演の日には、その会場に到着する寸前まで入念にスライドづくりの準備をし、それを終えて何食わぬ顔をして、平然と会場に入っていくのです。

どうやら、今回もこのパターンになりそうですが、これは、にわか仕込みという短所がある一方で、それを、どう講演しようかと考えながら、そのスライドづくりを行いますので、それを終えると、そのほとんどが頭に中に入っていますので、講演も、シナリオ通りに進むことになります。

おかげで、変なスリルを味わいながら、その中で集中力を発揮するというおかしな習慣を身につけてしまったようです。

盛岡には、予定通りの時刻に到着し、少し時間があったので、名物盛岡冷麺をいただくことにしました。

やや透明の麺で、こしのあるおいしさがありました。意外だったのは、このなかにリンゴが入っていたことでした。さすが、リンゴの本場ならではのことかと思い、そのリンゴがとてもおいしかったので、さらにその味に満足しました。

ご当地には、おいしいものがいくつもありますね。これが旅の醍醐味であり、素晴らしさですね。

いわて県民情報交流センター(アイーナ)の会場は、ほぼ満員で、その一番前の席に座りました。

この講演会は、JST(科学技術振興機構)岩手主催による成果報告会であり、そのなかに、同じJSTによる私の東日本大震災支援のプログラムが組み入れられたものでした。

私の講演も無事終わり、その反響は、懇親会において確かめられました。なかでも、東北地区の大学の先生や関係者がかなり来られ、マイクロバブル談義の花を咲かせることができました。

また、被災地ですべてが流され、その酒屋づくりの再建に取り組まれている若い青年が、講演会場を出たあとから、ずっと話しかけてきて、懇親会場でも、その会話が続きました。

震災と大津波で何もかも流され、酒の麹がわずかに研究機関に残っており、それをもとに再建を行うのだそうで、目が輝いていました。

その彼からは、マイクロバブル技術の開発のきっかけや酒への応用、大船渡湾のことなど、いろいろな質問を受け、楽しい会話をすることができました。

気が付いてみると、この懇親会場には主催者関係者しか残っておらず、みなさんはみな帰っていて、この若者と二人だけで話し込んでいました。

このような若者が活躍できるようになること、これが復興の証ではないかと思い、私もできる限りの支援をしたい旨の意見をのべさせていただきました。

ホテルに帰り、まずは最初の日が無事終わり、ほっとしましたが、そのまま過ぎに寝入ってしまったようでぐっすり眠らせていただきました(つづく)。