すっかり秋らしくなってきました.先日も,散歩の最中に赤とんぼを見つけることができました.
この赤とんぼ,夏の間は山の中にいて,涼しくなってから餌を求めて里に降りてくるのだそうですね.本日も,秋晴れのよい天気になりそうです.
秋といえば,旅と食べ物の季節です.旅に出て,ご当地の美味しいものをいただく,これこそ旅の醍醐味というものです.
最近,ヒットだと思ったものは,大分県国東市で買った「紫蘇のみ漬」と山陽自動車道のサービスエリアにあった広島菜の漬物です.
後者は,高菜漬けのようなものですが,それがさらにやわらかくなって,広島菜の美味しさが引き出されています.
それから,陸奥一ノ関では,このブログで紹介した「ごま摺り団子」,体力回復には,青森の「黒ニンニク」,これらも印象に残りました.
後者については,マイクロバブル水の中に入れ,飲みやすくして,お茶代わりに飲んでいます.
また,大船渡の光潮荘でよく出てくる,小ぶりのカニ,どんこの肝,そして,粒貝,初入荷のサンマ,これらもじつに素晴らしく,いつも感激しながらいただいています.
こうして,旅には,先々で名物を探す楽しみがありますが,それらを繋げて考えると,そこには共通の法則といいますか,名物にふさわしい共通の理由があるのではないかと思います.
その共通の法則,あるいは理由とは何か,その代表例の二つが「水と空気」だと思います.
あまりにも,当たり前すぎて,そして,これらは,無尽蔵に,豊かに存在するものですから,その有難味がわからなくなることが多いのです.
私たちは,これらを最大限に生かす方法を考え出し,それを利用してきました.このおかげで,様々な恩恵を受けてきました.
しかし,これで十分かといえば,そうではないのです.その意味で,「分け入っても,分け入っても,青い水」といえ,その到達レベルを考えてみますと,最高度の山には分け入ってはいないのだと理解しています.
うまい水ときれいな空気のところには,うまい食べ物と美味しい酒があります.そろそろ,自前で,それを生かした地域再生方法を真剣に考える時期がきているように思います(つづく).
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