約3週間ぶりに、みどりこの「しらたまちゃん」と接する機会がありました。しらたまちゃんにとっても、初めての飛行機を利用した大旅行でしたので、いろいろな刺激を受けることになりました。

そのなかで、とても印象深いことがあり2つありましたので、まずそれらから紹介させていただきます。

その第1は、「パヤオ」という地元漁業協同組合が直営する食堂で一緒に昼飯を食べたときのことでした。

涼しい海風が吹いてくるテントの下に大きな食卓があり、そこを囲んで名物のエビを食べることになりました。

この食卓の傍に、子供用の椅子もあり、それを持ってきてしらたまちゃんが座ったところ、よほどうれしかったのでしょうか、にこにこと笑い続けたのです。しかも、それを見て周りも喜び、じつに楽しい一時となりました。

もちろん、しらたまちゃんにとっては、このように一緒に食事をすることは初めてのことでしたので、それがとてもうれしかったようでした。

残念ながら、しらたまちゃんは、そのエビをまだ食べることができませんので、そこで一緒に食べたのは赤ちゃん用の「せんべい」でした。

それでも、しらたまちゃんは、うれしそうに、せんべいを食べながら、にこにこと笑い、一人前に食事に参加することができたのです。

これを、隣のしらたま母も含めて、みんなが眺めて喜び、それを見て、しらたまちゃんがさらに喜び、より一層楽しい食事となったのでした。

みんなで一緒に参加し、みんなで喜び合う、このような姿が、しらたまちゃんにとっても素敵な刺激になったようで、これが参加者一同の心に残るまでの感動を呼び起こしたのでした。

わずか、8か月の赤ちゃんであっても、大人と一緒に参加して、同じ行動を行い、楽しさを実感することが大切であることを改めて知ることになりました。

また、このような素晴らしい光景を再現できるとよいなと思いました。

第2は、お祝いの席で最後の「カチャーシー」の際に、その三線を演奏している方の足元にじっと立って、その弾く様子を眺めていたことでした。音楽が好きで、舞台の上を自分で這っていって、演奏者の足を掴んで立ちあがり、じっと眺めていたのです。

生まれてすぐの状態から、歌や音楽が好きなしらたまちゃんは、このような楽器も好きだったのでしょうか、それこそ長い間立ちつくして、穴が開くように、その手の裁きを見つめ続けていたです。

これには、会場の多くの皆さんが驚き、カチャーシーを楽しく踊るグループと、このしらたまちゃんの様子を眺めるグループの2つができるという珍しい光景が生まれました。

このように、しらたまちゃんは、どんどん成長し始め、その度に、より人間らしくなっていますが、それが上記の行動に現れたのではないかと思われます。

その成長が著しいしらたまちゃんですから、いろいろなおもちゃにおいて何に興味を抱くかの問題があります。やはり単調なおもちゃはすぐに飽きてぽいと捨ててしまい、次からは少しも興味を示さなくなります。

そこで何を与えたらよいかを考え、写真のようなネイムカードをぶら下げるヒモを与えてみました。これは、ネイムカードを掴む部分が上げ下げにおいて、そのヒモの部分が伸縮できました。

しらたまちゃんは、これをとても気に入り、その先端のビニールの部分を口に中に入れては出すという作業を繰り返していました。

そして、いつの間にか、そのヒモの部分が伸縮可能なことを見出し、その先端の部分を口で挟み、もう一方を手で引っ張り、そのヒモが伸びきったところで、口にくわえた部分を離すと、パチンとバネで元に戻るというもので、これを何回も繰り返して遊ぶようになりました。

伸ばしては離すことで縮み、それを口にくわえ直して、ヒモの部分を伸ばし、口を離して戻らせる、これを繰り返し行うことができる名人になってしまったのです。

その写真を下に示しますが、目は別のところを見て、その一端を口に咥えて、ヒモの部分を最大限に伸ばしたところが撮影されています。

この後、口に咥えたものを口を開けて離し、それが手の方に戻っていくのです。

目と口、そして手がそれぞれ別の動きをしていて、これらを統一的に作業できるまで知能が発達したことが、非常に注目される動作といえます。

これを延々と繰り返し、とうとうマスターしていったことで、ここまでの名人芸を示せるようになったようで、その意味で、このような口と手の運動が脳の刺激にとても役立ったのだと思います。

おもちゃも、このように複雑なものを好むようになり、それをマスターしていく姿はとても見応えがあるものでした(つづく)。

Yosi-505