昨日は、昨年あたりから急に親交が深まったKさんが相談に来られました。山口県下のある企業のことで、どのように抜本的な改革を行うかで、どう知恵を絞るのかの問題でした。

その話が終わった時点で、雑談をしばらくしていると、本ブログのことが話題になりました。もちろん、いつのまにか彼も本ブログの愛読者の一人になられている方ですから、話の成り行きとしては当然のことでした。

「先生、大船渡のプロジェクトは、どこまで行っているのですか? なかなか、重要な成果の核心のところまで書いていただくことには至っていないようですが・・・」

「そうですね、この件は重要ですから、慎重に対応させていただいております」

「そうでしょうね、そのことがよくわかります」

このような会話を交わして別れたのですが、今朝起きると、そのことがやや気になり、すぐにマイクロバブル風呂に入り、いつもの早朝散歩に出かけ、ついでに、そのブログの続きでも書こうかと思っていました。

まだ、辺りは暗く、冷たい風が吹いていました。

いつものように、パソコンの鞄を肩にかけて歩いたのですが、それを珍しく、斜めにかけたのが最初の間違いでした。

これで両手が自由になってしまいました。次に、暖かい、例のウルトラダウンジャケットのフード付きを着ていましたので暖かく歩くことができていました。

第二の間違いは、公園内の暗い道を選択したことでした。ついつい、いつものコースでしたので気楽に歩いてしまい、その足元を見ながら歩くことを忘れていました。

そして第三の間違いは、不安定な靴を履いていたことでした。最近、この靴が気に入り、愛用していましたが、これがいけませんでした。

なぜなら、この靴の裏が円弧状になっているので、歩いていてもバウンドしやすく、その度にふくらはぎを鍛えることができるという触れ込みに、ついつい、こころを許して履いていたのです。

しかし、この靴のよいところは、心身が不安定になるところにあり、それらを改善させようとする意識が生まれてくることが気に入っていました。

身体が不安定になると、精神状態もそうなりますので、それを克服しようと身体を安定させようとし、さらに、そのついでに精神も安定させようとする、これらの働きが生まれることに意味があり、そのことが、この靴を愛して履いていた理由になっていました。

ところが、本日の朝は、その利点が生かせず、逆効果を招いてしまいました。

さらに、第四の間違いは、両手が自由になったので、思わず、ダウンジャケットのポケットに両手を入れてしまったことでした。

このポケットに両手を入れると同時に、足の方が、歩道の突起に躓き、バランスを崩して前にいきなりつんのめりになってしまったのです。

ここで咄嗟にポケットから手を出そうとしたのですが、時すでに遅く、まず、倒れた身体の両足の膝が地面にたたきつけられ、その次に両手を出して支えようとしたのですが、その反動で、今度は顔が地面に衝突することになりました。

若ければ、この両手で支えて、顔の衝突を防げたはずですが、そうはいきませんでした。結局、上唇から鼻の下の部分が石畳に衝突し、そこを傷つけるはめに陥りました。

「これは、やばい!」

咄嗟に、鼻の下に手をやると出血しているではないですか。ここは、今から自宅に戻るしかないと思い、傷口をふさぎながら、とぼとぼと帰りました。

手足、そして鼻の下の痛みは相当なもので、「これはやばいことになった、今日は朝から講義があり、この顔でしゃべらなければならなし、どうしようか?」と思い、ようやく自宅にたどり着きました。

早速、家内に報告し、鼻の下の部分を鏡で見ると、丁度映画のチャップリンのように口髭を生やした部分に傷ができて、そこから出血をしていました。

「思っていたほど重症ではないようだ、どうしようか?」

迷っていると、家内は「すぐに風呂に入ってマイクロバブルを当てて治せ」というではありませんか。どうやら昨夜の入浴の際に小さな傷をマイクロバブルで治した経験から、そのような示唆に導かれたようでした。

両手、両膝、そして鼻の下、よく見ると鼻の頭もわずかに切れていて、「これらをすべてマイクロバブルで治す?」、とんでもないことをいうものだと思いながらも、他に有効打はなかったので、思い切って、そのマイクロバブル入浴の勧めに従うことにしました。

案の定、傷口がよく沁みて、相当な痛みが出てきましたが、ここまできたら、マイクロバブルに頼るしかないと思い、足は、マイクロバブルの出ている浴槽に浸けました。

また鼻の下の部分は、シャワーヘッド部分をマイクロバブル装置に付け替えていたので、それを用いて、マイクロバブルを出しながら、直接患部に与えることにしました。

そしてら、不思議なことに、しばらくして痛みが和らぎ、傷口からの出血も止まり始め、「これはいいな!」と思いました。

講義が始まる時間までは、残り1時間余しかない、それまでに出血は止まるか、それが気になり時計を見ながらマイクロバブルの悪戦苦闘をしていましたが、その痛みも出血も止めることはなかなか難しいことが徐々にわかり始めました。

「もうこうなったら、さらに強烈にマイクロバブルを与えるしかない、浴槽に浸けていたマイクロバブル発生装置から直接マイクロバブルを与える方式に切り換えよう!」

こう決めて、シャワー用と風呂用の両方で、顔を水面下に入れて、鼻の下の患部にマイクロバブルを大量に与え続けました(つづく)。

Kさん、申し訳ありません。緊急事態発生で、このように予定のテーマを変更しての記事になりました。