先日、三谷幸喜作の映画『みんなの家』を見ることができました。丁度、私も家を建てている最中だからでしょうか、改めて、おもしろくゆかいに拝見しました。

この映画の醍醐味は、主演の建築家と大工さんの意見の対立が、相互理解の深まりで徐々に、それこそ家の建築が進みながら、融合していくことにあります。

その過程で、互いの建築観の相異が明らかになり、衝突して、そこに笑いが生まれていました。

しかし、その衝突が、今度は逆に、相互理解を深めるきっかけにもなっていくことで、新たな笑いの次元へと展開していくのです。

建築家も大工さんも、その建築物をつくるときが最高におもしろく、そこに個性を発揮して互いに意見を主張し合うことに最高の意味を見出したのだと思います。

このようなちぐはぐのおもしろさで、この映画が成り立っているのだと思いました。

しかし、実際の現場では、建築家が示した設計図の通りに大工さんが家を建てていきますから、まず、このような深刻な対立は発生しません。

しかも、その建築が専門メーカーによってなされる場合には、あっという間に家ができていきますので、決められた通りの施工になっています。

メーカーは、建築主の意向に沿いながらも、決められた材料と手順で、それを進め、いわば規格化された家をつくっていくことを主業務としていますし、大工さんもそれに従って家づくりも進めるようになっています。

ところが、規格外の、いわば自分が思うような家を建築するとなると、この枠から一歩も二歩も踏み出していかねばなりません。

個性ある家を建てる、これを大切にするのであれば、ハウスメーカーや工務店の規格化された家のプランのなかには、それをなかなか見出すことができない、これが、いろいろと検討した結論でした。

そこで個性ある家の中身を追究することになりました。

なにせ、長年の官舎住まいの経験しかありませんでしたので、その家づくりの初歩を、まず建築雑誌で学ぶことにしました。

これらには、さまざまな視点からの家づくりの手法が明らかにされていました。安く家を建てるノウハウ、自然を大切にした家づくり、年齢に応じた間取りの方法など、それこそたくさんの事例があり、参考になりました。

これらの事例を踏まえ、私どもの家づくりのプランの骨子を検討していきました。

その第1は、どこに住むかという場所の問題でした。これには、大震災や津波、原発事故などの諸問題が小さくない影響を与えました。

今や、安全で安心な場所はたやすく見いだせないようになりましたが、いくつかの候補のなかから、大分空港のすぐそばによい土地があり、ここの約110坪を確保することができました。

この分譲は大分県の公社が販売しており、最近は、そこの土地を購入する方が少なかったようで、大変感謝されました。

こちらとしては、空港に近く(車で5分)、自然が豊かで安全、しかも区画された土地が比較的広いところを探していましたので、それらの条件が一致しました。

第2は、その住宅内に事務所を設けることができるかどうかの問題でした。これには、この団地内の住宅協定があり、それが50平方メートル以内であれば可能ということで、この条件もクリアできました。

私としては、今後に備えて研究所をつくる予定がありますので、その最低限の拠点を確保することにしました。

これで、事務所と研究会議やセミナーを開催できるようになりましたので、早速、来年4月からのマイクロバブル技術に関する基礎セミナーを開催する準備を始めました。

これからは、本物のマイクロバブル技術を定着、根付かせるために、それをきちんと理解できて使える方々を実際に養成して増やしていくことがとても大切だと思っています。

世の中には、マイクロバブルの効能だけは、もっともらしくいって、ほとんど実際には効果のないものがいくつもあり、それに騙されてはいけません。

また、一部の研究者や技術者においては、最も重要な知見から離れて、それこそ重箱の隅をつつくような傾向に陥ってしまい、本来の魅力あるマイクロバブル技術の本道から自然に反れている事例も少なからず散見されます。

これらを正し、しっかりとマイクロバブル技術を日本社会に根付かせ、構築していくには、典型的事例を広く示すとともに、その真髄を深く教えるということが大切な段階になってきていると思っています。

難しいマイクロバブル技術をやさしく、そしてわかりやすく教える、そのセミナーを粘り強く開催していきたいと思います。

最初は、少ない人数で十分です。丁寧に、それこそ泊まり込みで教え、さらに、それを深く理解するための修練もできる場、すなわち、「マイクロバブルフォート(マイクロバブルの砦)」を築いていきます。

この連続セミナーを開催する場所のひとつが、新築予定の我が家の南側の空間なのです。

ここで寝食を共にしながら、マイクロバブルの基礎を深く学べるようにし、そのカリキュラム(教育課程の内容)も徐々に整備していく予定です。

さらに、この事務所を、これからのマイクロバブル技術に関する情報発信と学び舎の拠点にする、これが、我が家の住宅プランに織り込んだ重要な柱でした。

また、企業の方々に対しては、マイクロバブル技術の構築の仕方、それを利用した事業の方法、技術革新のアイデアなどについても、その相談を受けることについても大いに門戸を開いていこうと思っています。

この相談を通じて、日本中を活力あるマイクロバブル技術で豊かにする、これを目標にしていますので、どうか、よろしくお願いいたします(つづく)。

追伸

昨日の夕方、あるお役所からよい知らせが届きました。これから、次のステップの準備が始まり、また、忙しくなりそうです。師走で忙しいのは当たり前ですが、その忙しさも忘れるほどでなければいけませんね。これがよいクリスマスプレゼントになってくれるとよいなと思っています。

ゴッホ花ー1