クリスマスも過ぎて、いよいよ師走も大みそかに向けてカウントダウンが始まったようですね。

学校も冬休みになりましたが、こちらは相変わらずの師走で、なかなかゆっくりできそうにありません。おまけに、先週末に急ぎの「知らせ」が入り、今度は、その準備に追わる事態となりました。

本日は、15時過ぎの新幹線に飛び乗って、一息ついたことろです。車窓の師走の空は、どんより曇っていて、同じ景色が過ぎ去っていきます。

「今日は、米原あたりで徐行運転とのこと、東京着が遅れなければよいのだが・・・」

昨日は、東日本大震災被災県にある高専のT先生がわざわざ訪ねて来られました。先生とは、昼食をはさんで、この急ぎの仕事に関する打ち合わせを密に綿密に行うことができました。

その後、その結果を踏まえて、講演用スライドづくりに再度没頭、横のテレビでは『男はつらいよ』三作が連続放映されていました。

「今回は、小さくない仕事へと発展するかもしれない」

こう思いながら、いつになく熱を入れて取り組んだせいでしょうか、テレビの中の寅さんを、なにやら面白おかしく活躍しているようだと時折眺めて、退屈をほぐしていました。

「この際だから、ついでに、東日本大震災関係の調査結果において溜まっていたデータの整理を行い、より深く検討ししてみよう」

気になっていた課題ですから、それもよいかなと、いつもの甘い考えが湧いてきて、それに身をまかせたのが、そもそもの間違いの始まりでした。

あわよくば、長時間の講演にも使えるようにしようと、少々欲張ってスライドづくりの構想を広げたために、今度は、それがいつまで経っても終わりの見えない作業に陥ってしまっていたのでした。

この考察が始まりますと、「これは、いったいどういうことだったのか。この検討には、あのデータが要る。それは、どこに閉まっていたのか。結局、何が本質だったのか」など、延々と思いが連なって湧いてくるのです。

こうなると、この検討は、ほぼ無限大に広がって発散していきます。もう、この暴走を止めることはできず、具体的な検討は進まず、時間のみが過ぎていきます。

「無駄な時間が過ぎているようだ。もう止めようか」

こう思うようになり、ふと隣の「寅さん」に目を傾けると、その三作品の放送のすべてが終わりかけていました。

そこで、このまま寝るのも何だか惜しいと思い、深夜テレビのチャンネルをまわしていたら、脚本家の倉本聰さんと仲代達矢さんの対談が放送されていました。

ともに、富良野塾、無名塾において長年若手を育ててきただけあって、すばらしい内容がありました。先日のNHK百年インタビューの塩野七生さん、内橋克人さんに続いて大いに勉強すべき含蓄がありました。

これらは、年末から年始にかけて、それこそ繰り返し拝聴させていただき、そのエキスを理解させていただきたいと思っています。

そして今朝は、起きてすぐに昨夜の不調を挽回するために、そのスライドづくりに専念しました。

昼ごろには、新幹線に飛び乗って上京する予定でしたので、残された時間はもうないと、いささか緊張感を増していました。

時には、この緊張がよい刺激になり、このあたりで手を打ち、当面の目標をこなすことにしよう、それだけに専念しよう、こう割り切ることにしました。

大いなる発散から、具体的な収束へ、この指向では意外と集中力が発揮できるようになります。スライドの数の絞りに絞って、実際の講演をイメージしながら最低限にしていきましたす。

そして、結局、予定の乗車時刻を3時間超過し、駅へと向かうことができました。

何事も楽には進みませんね。師走も終わりかけていますが、明日は、そのスライドを活用することになります。

果たして、それが2日遅れのクリスマスプレゼントになり、マイクロバブルの天使の翼が生えることができるかどうか、2011年の年の暮れに、それが問われることになりそうです(つづく)。

ゴッホひまわりー5